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会社、やってみなくちゃわからない。

会社なんてものをやっていると、割と色々な方から起業相談を受けることがあります。

でも、こればっかりはやってみなくちゃわからないんだよな…というか、やってても良くわからんのだよな…と思っています。
自分自身にも確固たる算段があったわけではありません。

税金関連の処理だのなんだのと煩雑なことも増える割には、会社をやったところで仕事が増える確証もない。
まぁでも税金関連含め、ちゃんとやってますよ〜って信用にはなってんのかな?各種税金に関しても毎月のようになんだかよくわからない税金の紙が来るので、よく分からないけど払うという日々。

起業5年で廃業率70%以上らしい。そう聞くとかなり難しそうだけど、実際やってみると面倒なだけで、そんなに難易度が高いわけでもない。

リスクについても、実はたいしてない。デカいお金を無理して借りたり、分不相応に風呂敷を広げた勝負に出ない限りは、全然大丈夫。きっと、潰れた時には信用を失うのかもしれないけど、それは分からんな。それを話せる家族と、ほんの数人、廃業を笑ってくれる友達がいれば全然平気なんじゃないかな。

会社をやると、ちょっとだけ社会のカタチを掴むきっかけになったり、大げさにいうと視座が少し上がる感じはする。上から見ているという意味ではなく、ちょっと物事を俯瞰して観れるので、相手の会社がどんな状態か少しわかるようになったり、ちょっとだけ大人になった気分になれる。

相談されるたびに、そのようなことを話すんだけど、これはなんかもう宗教勧誘みたいなもんだよな…と思ったりする。
会社をやる確固たる理由なんて、実は一ミリもない。自分でも、なんでこんな割に合わないことやってんだろう?と思わなくもない。
単純に起業した勇気みたいなものをかわれているようにも思うんだけど、そんなもの良くわからんもんな…。信用的なものを得れる…のだろうか。

ある年収以上は税率的に得するけども、ストック型の仕事でない、月々の波があるクリエイティブの仕事や、来年以降の収入が読めない業種は、そもそも現状の法人システムには向いてないんじゃないかと思うし、個人の収入って意味では、大抵減るからな。

こう書いていると、なんか暗く思えるかもしれませんが、まぁ、すっげー楽しいよって日々思うので、そういうのを伝えたらいいのだろうか。

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