【感想】小説『家族解散まで千キロメートル』
一見すると不思議なタイトルである。
家族解散という“地点”まで1,000kmらしいが、そもそもそんな地点のイメージが湧かない。
「家族解散まで◯◯日」という時間の表現ならまだ分からないでもないけれど。
しかし、そんな疑問は読み始めてすぐ氷解した。
本作の著者は浅倉秋成
実写映画化も決定している『六人の嘘つきな大学生』が本屋大賞にノミネートされ、続けて『俺ではない炎上』が山本周五郎賞の候補に。
お笑い好きにはレインボーのジャンボたかおの同級生で元相方という紹介の方がしっくり