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ポートフォリオ、つくろうぜ。

…また…やっちまった…。
個人のポートフォリオサイトが、また消えていた😭
というか結構長い期間オチていたらしい…。

最初のサイトの時はドメインの更新を忘れて、気づいたら謎の赤ちゃんサイトになっていた👶 そして今度は、契約してたお安いサーバーがいつの間にかサービス停止となり、データが全部なくなった。pageokじゃねーよww

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そんな僕が言っても微塵も説得力ないですが、ポートフォリオサイトは、クリエイターにとってはとても重要です。日本のクリエイティブ業界(この呼び名が嫌いなのだけど、他にいい言葉がない...)で働く人々は、未だにあんまり作っていない人が多いのですが、これ読んでる暇があったらすぐ作れ!と言いたい。ポートフォリオサイトは、物づくりで食べていく人間の生存にとって、水と空気の次に大切なものです。

なんでポートフォリオサイトが必要なのか。

本当にクリエイティブなことを生業にしたい人が、一つの会社で一生を終える時代は終わりました。もちろんそれでも幸せに生きていける人もいるとは思いますが、ほぼ確実に、これからのグローバルな世界で通用するような面白い・新しいアイデアを考えて、それをちゃんと実現できるようなクリエイターにはなかなかなれません。

なぜならアイデアを考えること、そしてそれをちゃんと実現させることの根幹には、ダイバーシティを経験していることが必要不可欠だからです。違う働き方、違う文化、そういった環境の中でアイデアや自分の発想法を精錬させていくことで、企画力・実現力は高まっていくものだと自分の経験から信じています。そのためにはやはり、いくつかの違った会社やチームでの仕事を体験したり、もっというと海外に出て仕事をする経験などを若いうちからやっておく必要があります。そしてそれには、絶対にポートフォリオサイトが必要。僕は自分の最初のポートフォリオサイトを、オランダの180に道場破りした時に作りました。ノーアポで雇ってくれ!とロンドンから会いにいって、作品を気に入ってくれたのでそのまま居座ったのでした。よくわからん日本人の若造が突然訪問していっても、ポートフォリオの作品が面白ければ扉が開かれる。それを実感した瞬間でした。だからWhateverでも、どこの国のどんな採用希望者でも基本はウェルカムなのですが、インターンや中途採用を希望する方にはポートフォリオ提出をマストにしています。残念ながらポートフォリオがまだないです、という方はそこでもうお断りしています。学生だとしても同じ条件。これは僕らだけではなく、海外のクリエイティブエージェンシー、デザインスタジオも必ず同じ対応です。

そんなわけで個人のポートフォリオサイトというものは、狭い見方をするならば転職を考えていたりしない限り、まぁワザワザ作る必要も無かったりします。僕なんかは昨年Whateverをスタートさせて、素晴らしいメンバーでクソ楽しくやらせてもらっていて、さすがにもういい加減会社を変えたくないのでpageokのまま放っておこうかなと思ってました。ただそうすると、過去の自分が関わってきたプロジェクトや個人的な作品の拠り所が一切なくなってしまうということにふと気がつき、今回stay home期間を活かして個人サイトを三度目の正直で作り直しました。まじでもうこれで最後にしたい…。

で、そのサイトはこちらからご覧いただけます👀 

ポートフォリオサイトを超簡単に作る

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今回どうせ新しく作り直すなら、サイトを作るのがめんどくさいと思っている人(自分含むw)が参考にできるように、更新性や作る手軽さを考慮して、全てをGoogle Slideで作ってみました。こうすれば、ドメインだけ取得してリダイレクトするだけで、あとはサーバー契約も、コーディングも必要ない!!!サイトを作るのがなかなか難しい、と思っているみんなには便利な作り方なのではないでしょうか。プロジェクト一覧ページからスライド内リンクで各プロジェクトにさっと飛べるようにもなっているので、まぁ、使い勝手もそんなに悪くないかなと。コメントを自由に残せる仕様にしているので、是非感想コメントなどを残していっていただけたら嬉しいです💬

良いポートフォリオサイトって?

そして、これからポートフォリオサイトを作ろうと考えている方々のために、せっかくなんでちょっとだけアドバイスも残しておきます。NY ADCとかOne Showとかポートフォリオナイトとかでメンターしてたりもしたので、そこそこ信頼できる意見かと思います。

・構成はシンプルにabout(+ resume)と workを見やすい形にまとめるようにしましょう。作品の写真や動画は重要なので、そのためにも普段からきちんと作品を撮影・記録するよう心がけましょう。また、たまにデザインやコーディングのスキルをデモしようとちょっと凝った作りのサイトとかにする人もいますが、相当美しかったり機能的でない限り逆効果なので、気をつけましょう。ともかくまずは、見やすく判りやすく。

・作ったもの全てを載せる必要はないです。むしろ自分が自信を持って見て欲しいと思えるような作品だけに絞った方が良い。言葉が悪いですが、中途半端な作品を50個載せるよりも、素晴らしい作品だけを5つ載せているサイトの方が魅力的に映ります。自分の関わった作品は、責任も愛着もあるのでつい全部を載せておきたい気持ちになりますが、その気持ちをグッと飲み込んだ方が見た人の好評をもらえます。

・自分がそのプロジェクトの「どこ」に関わったかをキチンと明記してある方が喜ばれます。大抵のプロジェクトはチームで制作していたりするものなので、自分がその中でどういったロールで関わって、どういった貢献をしたのかが書かれている方が信頼されますし、あなたがどんなスキルを持っていて何が得意かをちゃんと説明できる方があなたの特性を理解してもらえるスピードが早まります。その上で自分一人で作りきった素晴らしい作品とかがあると「こいつスゲェな!」と思ってもらいやすくなるものです。Whateverで使っているIdeaというクレジット表記もこの時便利かなと思います。自分のサイトでもこのクレジットを使用しています。(逆にこれを書かないで滅茶苦茶「アレオレ」しているクリエーター達も知っていますが、どこかでバレるし、嫌われるから絶対辞めましょうw)

ポートフォリオサイトを作るのは、正直めんどくさいです。でも上記のような手軽な作り方もあるので、ぜひもっとたくさんのいけてるポートフォリオサイトが日本に生まれてくれたら嬉しいです。そしてそれを使って、世界へ羽ばたいていく若いクリエイティブたちが増えることを祈っております🌎

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