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コロナ禍のクリエーション

コロナコンニャロー!

コロナ禍に翻弄され続けた禍々しい2020年もそろそろ終わりに差し掛かってますが、一向に明るいニュースがないまま新年を迎えることになりそうで非常に凹ましいコンニャロー。でも凹んでばっかいるのもコロナに負けたみたいで癪に障るから、何か前向きになれることを考えねばいかんコンニャロー。せめて今年残り数日間は、脳を強制ポジティブシンキングに持っていくこととするコンニャロー。

(↓以下、ポジティブ。)

疫病が流行るのはまったくもっていいことありませんが、全世界を包み込んだ大逆境によって生まれたものもありました。リモートワークで家族との時間が増えたり、逆にDX化が進んで無駄が省かれ仕事がスムーズになったり、普段会えない人との距離がむしろ近づいたり。人間はこんなときだからこそ逆境に負けまいと、むしろ逆境を利用するくらいの心とクリエイティビティを駆使して、少しでも毎日を明るくしたり、ちょっとでも暮らしやすくするクリエーションを諦めずに生み出し続けてきた気がします。

コロナ禍のクリーション展

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そういったコロナ禍に抗うようにして生まれた、世界の様々なクリエーションを一同に集めたら、2020という年をこれまでより少し前向きに振り返ることができるのではと考え「コロナ禍のクリエーション」という展覧会を開催してみることにしました(11/24から1/17まで、渋谷スクランブルスクエア14階のNHKプラスクロスSHIBUYAで開催中です!)。いつもお世話になっているNHKさんに企画を提案し、会場デザインから作品のキュレーションまですべてにWhateverが携わっています。

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キュレーションするにあたって、社内で世界中のコロナ関連のクリエイティブをかなりの量リストアップしていったのですが、展示では残念ながら許諾やコストの問題でほんの一部しか紹介できませんでした。この際なので、全部ここで公開しちゃいます💕 結構便利なリストになっているのでコロナ禍で生まれた作品群に興味のある方は是非チェックしてみてください。少し前の資料なので、今はきっと、もっとたくさんのクリエーションが世界中で増え続けていることと思います。

コロナ禍のクリエーション展示作品候補一覧

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本展示は、基本的に接触を避けることを考えた空間デザインを心がけており、展示物も映像主体となっています。それもあって、展示と連動してNHK Eテレ「テクネ 映像の教室」の新エピソードも作りました。こちらは12月19日(土) 午後2:30 ~ 午後2:45と12月26日(土) 午前0:50 ~ 午前1:05に放送となりますので、是非ご覧いただけたら嬉しいです。展示会では紹介しきれなかった作品やそのメーキングも見られるので楽しんでいただけるかと。

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なんやWhateverは作品集めただけかい!と言われてしまいそうですが、前述の通り空間デザインや新作インスタレーションも手がけています。全体の展示物はソーシャルディスタンスを意識した配置になっており、WHO推奨のソーシャルディスタンスが取れるよう、経路も兼ねたフロアナビゲーションをデザインしています。これは結構好評なので他のイベントでも使えたらいいなぁと画策中。また、中に入らなくても展示が見られるよう弊社のRobot Viewingも二台稼働していたり、接触が不安な手持ちコントローラーではなくフットコントローラーを使ってClusterのバーチャル渋谷を散策できるブースなど、感染防止に配慮した展示デザインも展開しております。

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新作としては、ラクガキARのシステムをベースにした「アマビエAR」を体験していただけます。自分で描いたアマビエや、イラストレーターに描いていただいたアマビエの塗り絵をスキャンすると、それが目の前の海に出現して他のアマビエと一緒に動き回ってくれます。

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手前味噌ですが、こうやって様々な作品を集めて見てみると、やはりこんな時だからこそ苦しくても楽しみを忘れない人間の強さや、大きな困難に対して諦めずに知恵を出し合う人類の結束力のようなものを感じられて、とてもグッときました。いろいろなニュースに気持ちを振り回される毎日ですが、こういうときこそクリエイティブの力で、乗り切れることがあると改めて信じられるようになった気がします。

今もまだ感染が増えているので遠方からの来訪は推奨できませんが、お近くの方は感染対策に注意されつつ、ぜひ「コロナ禍のクリエーション」に遊びにいらしてください🙏



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