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#5 やる気スイッチの現実〜坪田信貴の「才能の正体」から学ぶ〜

調子が悪かったので、オンライン研修を耳のみで参加していたのですが、気付いたらカメラがONになっていて、パジャマで横になっている姿が映っていたオカマサです。体調とインカメにはくれぐれもお気をつけください😊

さて、3学期が始まって1週間が経ちました。新年の始まりは、子どもたちもやる気に満ちています。朝の登校の様子を見ていると、学校に到着する時間が早いです。やる気が行動に表れています。しかし、昨日は少しずつ遅くなってきました。以前は、この変化からやる気が落ちたと見ていましたが、最近は人はそんな生き物だと思うようになりました。

そこで、今日は、「やる気」について書いた「校長だより」を紹介します。今回も夏休みに紹介した「おすすめの本」の内容です。

今回ご紹介する書籍は、坪田信貴著「才能の正体」です。坪田さんは、「ビリギャル」の著者でもあり、ビリギャルを生んだ坪田塾の塾長、吉本興業の社外取締役など、様々な役職をお持ちです。

私がこの本に出会ったのは2018年になります。この本には、自分のことを知る(認知)ことが、学習への動機付け(やる気)の第一歩であると述べています。これは2021年から実施された現在の学習指導要領(学校教育の基礎となるもの)と一致しています。ですから、色々な場面で私はこの本をよく紹介しています。

やる気スイッチはない
やればできるとは言わない
やれば伸びる
すべての行動は欲求から
「才能がある」と言われる人はみんな努力をしている


など、数々の言葉が刺さりました。

【「才能がある」と言われる人はみんな努力をしている】は、誤解しやすいのですが、努力しているのに結果が伴わないのは、才能がないということではありません。自分に合っていない、ふさわしくない方法や場所でいくら頑張っても結果に結び付かないということです。
 つまり、まずは自分のことを知ることが大事だということです。例えば、勉強は静かな環境でやるものだと思い込んでいますが、中には、部屋にこもるよりもリビングで人の気配を感じながら勉強したほうがした方のはかどる人もいます。

そして、この本のタイトルにもある「才能の正体」ですが、ここでお伝えします。

才能のある人は「結果」を出せる人である

と述べています。
当たり前のように思いますが、結果を出すために必要な能力のことや、その能力を才能にすることなど、今の教育に必要な要素が詰まっています。生徒にもお勧めしたい本の一つです。

8/20「校長だより」より

どうすれば「やる気スイッチ」を押せますかと保護者の皆さんから問われることがあります。なかなか難しいですよね。坪田さんが、「やる気スイッチはない」とおっしゃるとおりだと思います。でも、やる気になるときもあります。それは、「自分の好きなこと」をするときです。時間を忘れて没頭できること、言われなくてもやれることや、やれる環境をまずは知ることですね。

以前、Voicyで二川佳祐さんもおっしゃっていましたので、シェアします。

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