【誇れ!中間管理職①】20~100店舗の飲食店経営で学んだ大切なあれこれ#3

【組織が大きくなって戸惑ったランキング】

20店舗になると
社員50名規模の組織になった。
店舗メンバー
バックオフィスメンバー
働く場所もバラバラ、今までなかった役職や役割も増える。
今まであ・うんで進んでたことが進まなくなる。

成長痛とでも例えれば面白いかもしれない。
そんな谷村的
組織の成長痛ランキング。笑

第3位:実力社会突入(誰の為に、何の為に)

キーワードは全体最適と部分最適

それまでの組織を作っていた入社順、年功序列が崩れ始める。
それまでの組織は入社順なんかも気にしながら人事を決めていた。
組織が大きくなると、実力者も増えてくる。
若手の勢いあるメンバーも増えてくる。
今まで大切にしていた価値観を崩壊させるわけではない。
でも、新しいメンバーを活かすことも組織。
その時、よく出てきたのが
《全体最適と部分最適》
ビジョン/組織全体を見たときには全体最適で実力評価が必要
でも、仲間一人一人の思い/その小さい組織を考えて部分最適も考える。
辞令一つが組織に与える影響が大きくなっていった。
喜ぶ人もいれば、落ち込む人もいる。

「あ〜やっぱり、大きくなったら会社って変わるもんですね。」
たまに聞こえてすごく心が締め付けられた言葉だった。
ただ、向かう先はVISION。
その共感を組織で持っていなければ成立しなかったと思う。

第2位:事件事故はどこかで起きている

30店舗くらいになるとたくさんの問題が発生する。
全国に拠点を置いて、各地域でチームがあって、店舗の社員は数名。
だんだん小さなチームになると事件事故はどこかで起きている。
問題にならずにすむ、ヒヤリハットは無数にある。

チームの緊張感が切れれば
お客様とのトラブル、従業員間のトラブル、ガスなど安全の問題
パワハラ、セクハラ、
盗難、強盗、横領、横領、横領、、、、数々の金銭事故
関わる人数が増えれば件数多くなった。
毎回心が締め付けられる。
 せっかくみんなで頑張ってきたのに。。

だからといって
仲間を信じることをやめては成り立たない。
そんな発生可能性を頭に起きながらも
100%の信頼で仲間と一歩を進めていくことが大切。

リスク管理も仕事!
事件事故が起きないように務める。でも、チームの土台は信頼。
リーダーにはそんなバランス感覚が必要になってきた。

第1位:TOPに頼りすぎ組織からの脱却

TOP(経営陣)はどんな規模になっても象徴として君臨し続けるべき

50名規模になったとき戸惑ったのは
今までTOPの指示命令で動いていたところから
全国に拠点が広がり、部下が増えている。
現場の判断が必要になった。(部長、マネージャーの判断)
前職では、現場の判断への移行がスムーズではなかった。
TOPと同じ答えを出すことを全員が正解だと思っていた。
判断プロセスを検証する前に
「やっていいですか」「これでいいですか」
上司に答えを求めて、許可を求めて
全体的に自分で判断すること(考えること)が少なかったんだと思う。

TOPに頼りまくる組織からはなかなか抜けられなかった。

組織全体ではなく
エリア単位、店舗単位でのリーダー像が
上司との答え合わせになって主体性が少なくなったように思う。

全員が自分のポジションで
判断のプロセスをすり合わせながら
間違いない決断をしていく組織が必要だった。

個人的な
成長痛ランキングはこんな感じ。笑

・アルバイトを始めた時の社員10名規模
・入社した時の20名規模
・全国展開し出した時の50名規模

組織規模10人増えるだけでも
やり方や考え方はアップデートし続けないと追いつかない。

ひとつ乗り越えたと思ったら、新たな展開が常に待ち構えていた。

組織としてのアイデンティティ(風土、文化、距離感)を
そのままに事業展開していくには
店長、マネージャー、部長
中間管理職の活躍が必須。

【中間管理職って嫌な言葉なのか】

仕事する前は「中間管理職」って
どちらかと言うとネガティブで面白くなさそうで
ストレスがおおくて、ハゲて、デブになる
勝手なイメージ。

でも、私は
株式会社ゴリップで仕事をして
創業からの組織の成長に関わって
中間管理職ってすごく誇らしく、やりがいがあると思っている。

極論を言うと、
企業のオーナーではないので最終責任おっていないのに、
それまでの信頼があるからTOPから
会社組織を任される
すごく誇らしいポジションだと思っている。


なので、
上下の板挟みでストレスフルな使われポジションみたいな
「中間管理職」て言葉は好かんな〜

そんなこんなで。
次回は、誇れ!中間管理職②
今までの経験から「中間管理職:葛藤の先の光」
をお届けします。笑

こんな形でもたくさんの方と繋がれることに感激しています。是非仲良くしてください!