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◎安倍前首相の暗殺事件でも沈黙している朴槿恵前大統領の薄情ぶりに激怒する韓国民

 8日午前、奈良市内で白昼堂々と安倍前首相が背後から銃撃されて死亡した事件に対して韓国マスコミは長時間、テレビ中継して衝撃の強さを報道した。韓国民にとって安倍元首相は日韓慰安婦合意を推進した当事者であり、超保守主義者として悪感情を抱いている人々も多い。しかし今回の事件では政治テロというよりは犯人の動機が母親が夢中になって財産を奪われた統一教会を安倍元首相が支援していたと考えて個人的恨みで殺害したこともあり、多くの韓国民も安倍元首相には同情的だ。韓国政府も尹大統領がさっそく弔意を表し、外務大臣が在韓日本大使館を訪問した。多くの政治家や実業家なども弔意を表しているのに、日韓慰安婦合意などでカウンターパート役をつとめた朴槿恵前大統領が一言も発しないのはおかしいと批判しているマスコミもある。昨年末仮釈放された彼女は、六か月以上たったいまでも、かつて応援してくれたアジュンマ部隊やウリ共和党という右派政党が最後まで朴槿恵の無実を信じてハンガー・ストライキをしたり、弾劾反対デモで数人のデモ隊員が死亡しているのに、釈放後、遺族に何の連絡もないことに怒り、彼女に対する不信感が深まっているという。朴槿恵元大統領は5月に行われた尹錫悦大統領の就任式には出席し、尹大統領とも握手をしているから健康面でも問題はないはずだ。朴槿恵前大統領に同情的で、弾劾を糾弾していたJTBCニュースと呼ばれるインターネットニュースでは「朴槿恵前大統領は義理がない」とはっきりと発言するようになった。JTBCニュースではさらに、「山口県(旧長州藩)出身で、吉田松陰の影響を受けた伊藤博文や安倍前首相という二人の首相が銃弾に倒れたのは偶然なのか」とも伝えている。 日本のマスコミでは安倍元首相の狙撃事件ではSPや警護態勢のずさんさが問題になっているが、一方の韓国ではこんなことがあった。朴槿恵前大統領が大邱郊外の自宅に戻った時、ある人物が焼酎瓶を彼女にめがけて投げつけた。その直後、彼女を守ろうと10人以上の警護陣が360度彼女の周囲を囲んだ。幸運にも焼酎瓶はあたらなったが、日本の警備陣もなぜ、安倍元首相を360度、警護することができなかったのかと素人の目にも疑問が残った。 尹錫悦大統領就任後、二か月が経過したが、すでにレイムダックが始まったかのような数字がある。11日発表された世論調査リアルメーターによると、尹大統領支持が37%、不支持が57%と大幅に不支持が増えている。さらに政党支持率も与党「国民の力」が41%、野党「共に民主党」が42%と逆転している。この理由も与党内部の子供じみた葛藤が続いていることに国民が失望していることにある。
wrote by masaki tachikawa




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