真ん中の妹がプロジェクトを立ち上げた。
森林の赤ちゃんを育てる、育苗。
数年前、やりたいと言っていたこととは違うけれど、最終的にここに行きついたのだろうと思った。
上手くいくか、結果が出るか、それはやってみないとわからないし、すぐに結果が出るような内容ではない。
人間の時間で考えると気が遠くなるほどの時間が必要で、もしうまくいったとしても、生きている間にそれが見られるかはわからない。
それでもやる。
と妹がいうのだから、わたしもできることをしようと思う。
想いは強い方へ流れる。強さは純粋さでもある。
純粋さとは、エゴの少なさだとわたしは思う。
ひとまず、種を拾い、発芽と成長を見守る、そんなことから始めるようだ。
ヒノキや楠、栃などの芽はどんなものだろう。
あぁ、この感情を知っている、とわたしは思う。
子どものころに抱いた感情。
この芽がいつか木になり、森になっていくかもしれないという、期待のような、憧れのような。

＊会員になっていただくと活動報告がメールで届きます。費用はかかりません。

#コラム #エッセイ #森 #種 #芽 #プロジェクト #森林
#SDGS 　 #環境