見出し画像

(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書53 じぶんフォント

じぶんフォント

視力や知的能力に関係なく、文字の読み書きが困難な「ディスレクシア」という学習障がいがあります。

日本では学齢期児童の 約8%、英語圏では約10~15%の人々がこの症状を持っていると言われています。

DNPは、東京工業大学の朱助教や関連企業と共同で「じぶんフォントプロジェクト」を始め、ディスレクシアの人にも読みやすいフォントを開発しました。

プロジェクトでは、ディスレクシアの人や、多様な見え方を持つ、より多くの生活者にとって読みやすく、一人ひとりに合ったフォントを提供したいという想いから、「じぶんフォント」と名付けたプロトタイプを開発しました。

ディスレクシアの人は
・文字が躍る
・文字が動く
・文字がねじれるように感じる
・文字や単語の間が広いときは読めるが、狭いと誤りが増える
などさまざまで、人により症状が異なります。

「じぶんフォント」は、
(1)文字の下部が太い
(2)全体が細め
(3)全体が縦長で太め
3種類の形状があります。

公式サイトではフォント体験が可能で、一般提供に向けた研究が進められています。

※参考Webサイト
https://shueitai.dnp.co.jp/jibunfont/
※じぶんフォント公式Webサイト
https://www.jibun-font.com/

Think Universality.
Think Difference.

m.m

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?