こんにちは。大学院生の勉強で忙しいMASANORIです。

昨今、コロナ規制も弱まり、外国人が多く日本に観光しにきてくれますよね。
僕はアルバイトで、外国人に日本の街をガイドするということをしているのですが、なんで日本に観光しにきたの？って外国人の観光客に聞くとみんなよく

「日本人はみんな優しいから」

と言います。僕はこのことに対して、あえて言いたい。

「日本人は本当の意味で優しい人は少ないよ、
なんならあなたたち（外国人）の方が優しい人が多いと思うよ。」

さて共感してくれる人はいますでしょうか。
具体的事件があったので紹介しますね。

昨日のことです。
ほぼ徹夜で授業の予習を終え、そのまま朝を迎え、学校に向かおうと電車に乗っていたとき、本を読んでいたせいか、ちょっと乗り物で酔ってしまったんですよね。そしてドアの手前にある手すりの角で少し休憩してたんですよ。そしたら急にですね、目的地まであと一駅というところで、呼吸困難に陥ってしまいました。

息をするのがつらいほとんど満員かつ密閉の電車で、しゃがまざるを得ませんでした。迷惑をかけないように小さくしゃがもうと思っても体がなかなか言うことが聞かないほど辛い状態でした。

でもですね、手を差し伸べてくれる人は誰一人いなかったんですよ。悲しいことに。別に席を譲れとは言いませんが、（本当は超譲って欲しかったけど）せめて

「大丈夫ですか？」

この一言くらい約30人くらいもの”大人”がいるんだから、声をかけてくれてもよかったんじゃない？？って思いました。ちなみに自分が特に汚い格好だったり、清潔感がない身なりをしていたということでもありません。いわゆる普通の大学生の格好をしていました。

もし、この光景を見た外国人はどう思うでしょうか。
おそらくがっかりするでしょうね。

僕はドイツに約一年留学したことあるのではっきり言えますが、ドイツや他の国で、もし同じように倒れている人がいたら誰かしら、「大丈夫ですか」と声をかけてくれます。

それに比べて日本はみんな面倒くさいことに関わりたくないのか、それとも余裕がないのか知りませんが誰も助けてくれない人が多くいる国なんです。特に東京ね。

あり得ないでしょ。やばいでしょ。まだ気持ち悪いで済んだからよかったけど
これがもっと他の重い病気の発作だったらどうするんだよ。割とマジで。

日本人って良くも悪くも”謙虚”なんだと思います。常に相手を思いやるからこそ、思いやりすぎて、行動できない、自分の意見を主張できない。だから結局同調圧力に負けてしまう。たとえ、目の前に人が倒れていても、自分の判断ですぐ「助ける」という行動ができない。そして誰かが、「大丈夫ですか」と声をかけると途端に自分も相手のことを気遣い行動し始める。それが日本人なのではないかと思います。

要するに、「ファーストペンギン」になりたがる性格の人が極端に少ない人が多いのではないでしょうか。

あくまで個人の意見ですが、僕はそんな日本人を”優しい”とは思えません。
逆に自己中です。なぜなら人としてやるべきことを、

「関わったら面倒くさそう。」
「自分はこのあと仕事にすぐに向かわなければいけないから。」
「取引先相手の時間を奪ってしまうから。」

このように幾千も自分の中で言い訳をして、目の前の人を助けられないのだと思います。もちろん日本人全員がそのような性格の人とは思いませんが、割合が多いっていうのが悲しいですよね。

個人的ですけど、そもそも助けるか助けないかを考える時点で結構冷たい気がします。助ける人はそのことを考えるよりも体が勝手に動きます。物が頭の上に落ちそうになったら避ける、転びそうになったら手を地面に構える。それと同じくらい反射的にする行動なんですよ。”助ける”という行動は。
このように言えるのは手前味噌ですが、私が”助ける”側の人間だからだと思います。

日本人は誰かから尋ねられたり、お願いされたりするとその人のことを思いやるが故に、その人に対して受動的に優しくすることはありますが、自ら困っている人を助けようとする主体的な優しさは持ち合わせている人は少ないと思います。

もっとわかりやすく言うと、電車の中で妊娠マークやヘルプマークをつけている人には席を譲るけど、たかが荷物が多いだけの人に席を譲ったり、二人組で座りたそうなカップルに自分が一つ席を譲って二人分のスペースを作ってあげる人は少ないよねってことです。

我ながらいい例え思いついたな。（笑）

こんな感じであまりにもこの前の出来事にがっかりしてしまったので
愚痴ってしまいました。すみません。

もしここまで読んでいただける人がいたなら幸いです。
そして共感していただける方は”スキ”を押してくれると僕の気持ちが少し救われます。

では。