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凡人がオシャレ星人の真似をするな1

前回まで、「御洒落をするとは何か」について、二回に分けて述べてきました。

「御洒落をしてきてください。」とは何か。
スマートカジュアルとは何か。

前回までを踏まえ、本題に入ろうと思います。
凡人が用いるべき御洒落戦略とは何か、です。

凡人の崩しは崩れである

スマートカジュアルになるか否か

前回、カジュアルとドレスの比率を9:1にしても、スマートカジュアルにはならない人もいます、と述べました。

何故ならないのでしょうか。

ただのビジネスカジュアルだからです。
カジュアルフライデーの人かな、となる。
どこかのボランティア団体の人みたいな服になるからなんです。

スマートカジュアルは、直訳すれば、「きちんとした普段着」に、なり「は」します。
そういう意味では、どこかのボランティア団体の人みたいな服になるのは間違っていません。

けれども間違っています。
きちんした私服、という意味で間違っていないのですが、スマートカジュアルという概念からは、間違っています。

凡人が変化球に行くな

何が間違いなのか。

凡人が変化球で崩すからです。
抜け感、こなれ感、崩し、というのは、地球人の見様見真似では失敗します。
あくまでもオシャレ星人の技術です。
特殊な訓練を積み重ねた上での熟練技術です。
凡人が崩しをすると、崩しでなく崩れです。

10:0から9:1にするというところまでは良くても、凡人はそれが苦手なのです。
故に、ただのビジネスカジュアルになるのです。

具体的に何がいけないか

では、具体的に何がいけないか。

ワイシャツを水色のシャツにする。
スラックスをベージュのチノパンにする。
紳士靴をスニーカーにする。

はい、量産型ダサい人の出来上がりです。
名札を下げた瞬間に、育児系か福祉系の団体職員の人かな、となるでしょう。

ワイシャツをチェックシャツにする。
スラックスをジーパンにする。
紳士靴をスニーカーにする。

はい、秋葉原の人の出来上がりです。
チェックシャツの下にアニメTシャツを着れば、完成形になるでしょう。

凡人の9:1は9:1ではない

極端な例を挙げてみましたが、オシャレ星人ではない凡人が、カジュアルを足していくのは難しいものなのです。

にもかかわらず、9:1にしようとする。
故に、カジュアルフライデーの人みたいになる。
どこかのボランティア団体の職員のようになる。
どこかの育児か福祉の法人職員のようになる。

それはスマートカジュアルではないわけです。
少し崩すなんて出来ないから崩れるのです。

崩しはあくまでもオシャレ星人のものです。
地球人が真似してもしょうがありません。

次回も続きを述べます。

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