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心の復興も大事

私は何故か震災関連の記事に需要があるようで、他の記事よりも読まれる傾向があります。

ちょっと気になるので、少し述べておきます。
心の復興も大事であるということ。
特に、視聴者の心の復興です。

被災者の心の復興は勿論大事

被災者の心の復興は勿論大事です。

御遺族の方は特にそうでしょう。
御遺族でなくてもそうでしょう。

とても悲しいことだったと拝察をいたします。

けれども、御遺族は、お弔いをして、涙を拭き、前を向いて進まれています。
御遺族でない方も、復興に向け、尽力をされて、時に振り返り、未来に向け進まれます。

災害のダメージは大きいものですが、少しずつ、けれども着実に、被災地は復興していきます。
被災者の皆様の御尽力の賜物です。

視聴者の心の復興はどうか

では、視聴者の心の復興はどうでしょうか。
テレビやSNSで、震災関連ニュースを視聴した、被災者でない視聴者の人は。
視聴者の心の復興はどうでしょうか。

自戒を込めて述べます。
その被災地は現在どうなっていますか。

震災から何年もの歳月が経ち、被災地は復興していきます。(震災遺構以外。)
けれども、視聴者の心の中の被災地はどうか。

衝撃映像のままな人はいませんか。

心の中の被災地は中々復興しない

被災者ではない視聴者の、心の中の被災地は、中々復興しないのです。
発災直後の衝撃映像のイメージが残るのです。

被災者は、実際に住んでいるので、復興していく様子を見て、心の復興を可能にします。
「悲しいこと」から「悲しかった出来事」へと、心情を変化させます。

一方で、視聴者は、引きずってしまう。
被災者は大変だ、被災者は大変だ、と。
いつまでも被災者ではないのに。
(※現在の能登の話ではないです。)

十年後も二十年後も大変なら、大問題です。
(※立ち入り禁止区域を除く。)

けれども、そういう視聴者は結構いるんです。
「被災者の気持ちを考えろ。」という老人を多く見かけてきました。
復興後の被災地に失礼な老人を、嫌という程に、何人も何人も見てきました。

私はそういう偏見を持たないようにしています。
が、私には全く無いと言うと嘘になる。

視聴者の心の中の被災地は、中々復興しない。
残念ながら、それが現実です。

外国の震災の話を述べた翌日に、述べるべきことなのか迷いましたが、述べておくことにします。

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