見出し画像

やる気スイッチではなくて、『眠るスイッチ』はどこにある?


いつもありがとうございます。

皆さん、唐突ですが負債はありますか?会社じゃないので無いですよ!家のローンがありますよ!奥さんにお金借りているよ。色々な負債がありますよね。負債と言うとどのようなイメージですか?

流動負債や固定負債などとも言われていますが、簡単に言うと借金のことですよね!そんな借金は実は人間みんな持っています。


どのような借金(負債)かといいますと、『睡眠負債』と言います。睡眠負債とは、なんとなくイメージがわくかと思いますが、起きている時の全ての時間にこの睡眠負債が体にたまっていきます。仕事の時も、ゲームしている時も、映画を見てくつろいでいても、お酒を飲んでいいてもその睡眠負債はたまり続けます。

その睡眠負債が沢山たまれば、良く寝れるわけですよね!その、寝るスイッチは誰が(何が)押すのですか?色々な研究が進んでいるのですが明確な答えが出るにはもう少し時間がかかりそうです。でも、全ての生物には概日リズム(体内時計)を持っているということは以前書きました。人間が眠る時間には睡眠を促すメラトニンという物質が分泌を促し、脳は眠気や疲労感を覚えます。

そして、実際の生活リズムと概日リズムとのズレの大きさや、その日の気分、ストレス等々で睡眠負債の大きさも変わり、それらが絡まって、睡眠状態へ移行するスイッチが押されると考えられいるそうです。


睡眠負債がなんらかの物質の形を取っているという説は古くからあり、多くの実験が行なわれてきました。近年100年あまりのあいだに、睡眠物質の候補として睡眠誘発物質は30種類以上も発見されています。睡眠物質として最も有力な候補なのがアデノシンです。

多くの種類の神経伝達物質は、ATP(アデノシン三リン酸)という物質を伴って分泌されます。このATPが分解されて出来たものがアデノシンです。アデノシンは、睡眠中より覚醒中に脳内の濃度が高く、覚醒時間が長いほど濃度は高くなっていきます。そして、睡眠中に少しずつ減少していきます。つまり、睡眠負債そのもののような働きを示すのです。
(JAFA睡眠コンサル資料参考)

しかしマウスの実験では、アデノシンを欠損させても寝てしまったという結果もあることから、まだ他に睡眠に関わる物質があるのでないか?と今日も研究が進んでいるのではないかと思います。



寝るだけで借金(負債)が無くなるのは嬉しいですね!
良く寝て、たまった借金を毎日返して行きましょう・・・


睡眠負債、勉強になりました。



何かおかしいなと思ったら、医師の診断を受けてください。




いつも最後までありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?