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ハードルを下げ狂え!

産道を抜けるとそこは地獄だった

みたいな人生を送っている。

夢は叶わず、オタク活動も中途半端、向いているかもしれない美術の道も中途半端に母親は過干渉、父親はセクハラ親父、会社でパワハラの果てに鬱。

ハードモードでお送りしている人生だが、そんなこと言ってると産道から崖直結で自殺したくなるのでまあ、なるべくシリアスに考えすぎないようにしている。

というかここまでくると逆に笑える。

ここのところ、私なりに頑張っている。

会社復帰のため産業医面談に備えて朝早くに起き、オタク薄いブックス通販で売れていないのを確認し、そこそこの朝食を食べ、そこそこの服装に着替えて電車に乗る。

昼頃までに家に帰ってアクセサリーなどを作る。

もしくは、小説を書いてみたりする。

なんだが余裕のある暮らしね、と母親に嫌味を言われたのだが、そりゃあお前、朝に定期的に体が痛くなって背中が痛いながらも起きて動いてると猛烈な頭痛を覚えてどうにも動けなくなったり、34歳にして自分の手元にあるものがあまりにも不確かすぎて笑えてきたりする日常でそれとなく強く行きてるのに時間ぐらい余裕くれよと思う。

ちなみに嫌味を言ってくる過干渉の母親はうつ病患者の気持ちを一ミリも理解しないので、ハードルがそもそも高いことを気付いていない。

達成感がないのだなあと思って人生を振り返る。

ここ一年の達成感といえば、主治医やカウンセラーと薬の力を借りたとはいえ、自力で鬱を治したぐらいだ。
まだ治療中だが、対処療法というやつなので、まあそれなりに、鬱の状態に戻りにくくなっている。コンディションの並みの山の大きさを小さくしている感じだが。

ここまでくると、生きているだけで我ながらよくやったなと思う。

そんなわけで、ハードモードなのでハードル爆下げで、朝起きて生きているだけで偉いなと思うことにする。

今週末にコミティアでアクセサリーを売るのだが、スペースにたどり着いて座ってるだけでも我ながら偉いなと思うことにする。

ちなみに表題の画像はアクセサリーを作る私を邪魔する中の様子だが、彼のように余裕のある生き方がしたいものである。





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