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82. コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト

昨年の11月にコンペがありまして、それの発表日を終えた翌日、
2023年の忙しい生活がようやく落ち着きました。

本も読めていなかったので、本屋さんに行き物色していると、
自分に当てはまる内容しか書いていない本があり、
思わず買って帰りました。

読み終えるのに半年かかりましたが、
本を開いた時間は合計4時間程度です。
(お手軽に読めますよ、という意味です)

本のタイトルの通り、コンサルファームで働く新人が1年目から3年目で学ぶことが合計99コ挙げられています。

1年目、2年目、3年目のそれぞれについて、
気になったことを2つずつあげていくつもりでしたが、
1年目~2年目が今の自分に刺さりまくったので、
とてもバランスが悪いです。

ご承知おきください。


叱咤激励の1年目

〇まず論点(質問)に答える

上司からの質問に対して、僕は正しく応えられていません。

また僕の現在の上司が、さらにその上の上司の質問に、正しく応えられていません。

言語化された言葉を見て、いかにそれができていないか、
そして全く難しいことではないことを、再認識しました。

論点がどこにあるか、正しい答えは何なのか。
しっかり確認して会話することを心がけます。

〇論点バカ

アウトプットを作るために、「必ず」通らねばならないステップが6つあることが本書では紹介されています。

論点→サブ論点→TASK→スケジュール→作業→アウトプット

ぼくは完全にTASKバカです。
やられたことの論点を理解しないままアウトプットまで持って行っていたことしかありません。

月曜から論点バカになるために、このTASKの論点はどこにあるのか明確にしていきたいと思います。

思い返せば今の上司も口酸っぱく言ってくれていました。

〇上司のために

最近の自分は設計者(自分)とクライアントの距離の遠さに悩んでいました。

ただ、「クライアントのために」なんて100年早い
なぜなら現在クライアントに価値提供できるのに最適な人間は、僕ではなく、上司だからです。

クライアントのためを思うなら、価値を出せる人(上司)が雑務にとらわれず、価値を出せる環境を整える必要があります。

そして、そのために僕がいるはずです。

〇考えると描くを分ける

僕は最後のアウトプットの形ばかりを気にして、
提案書を最初から作り込む取り組み方をしてきました。

でもやっぱり考えながら描くのは無理です。

本の中では、考えるときはWord書くときはPowerPoint
と例示されていました。

noteも描く側面が強いと思いますので、
今回から事前にメモを書いてからやってみています。

ちょっと続けてみようかと。

繰り返しの2年目

〇Goooooooooogleまで見切る

仕事をしていく中で、何から何まで隅々まで調べた、と言い張れる経験が僕にはありません。

Googleも2ページ目どころか1ページ目みたら、自分的には満足でした。

よって、「ここも見ましたか?」と聞かれ、
それに対して「はい!」と自信をもって回答できることはなく、
信頼を失っている一方です。

TASKファーストになると、アウトプットを最優先しがちですが、
材料は大事であること、改めて思い知らされました。

〇ベストエフォット


これまた、僕自身には経験がありません。
成果物に自信がなく、頻繁に期待値マネジメントをしてしまいます。

すると「なんでこれ今見せてくるの?」と言われることもほとんどです。

他のことも並行していると最高傑作はつくれないですが、
ほかのことを捨ててでも1つをやり切って、上司に「ぎゃふん」と言わせたいものです。

少なくとも月曜に上司に見せる資料は、まだ改善の余地があるので、
早速月朝に準備、挽回してやります。

〇「あれどうなった?」前

これもよく言われています。
すなわち上司の求めるスピードで仕事ができていません。
そして頻繁に仕事を取りあげられています。

「言われたらおしまい」という緊張感で、
1日でも半日でも早く完成させる自分に生まれ変わります。

それくらいならできるはずです。

真っ向勝負な3年目

〇クライアント≠友だち

とてつもなく嫌な奴っていますよね。
前のnoteでも書きましたが、僕は今の上司が超苦手です。

クライアントで苦手な人はまだ会ったことないですが、
上司も友達ではありません。

「誰のためか。何のためか。」を考えて、
関係を作るプロになります。

〇深夜の依頼にテンションがあがる

もう帰らないといけないときに、依頼が飛んでくることも多々あります。
やっぱりそういうときは、テンションが下がるものです。

しかし、「貸しを作ることができる」と思い出し、
行動してみたいと思います。
瞬発的に避けても、どうせやる内容ではあるので。

そこでテンションを上げれるかはわかりませんが、
「残ってやり切った自分はかっこいい」と酔いしれちゃいましょう。

さいごに

自分には刺さる内容がホントに多かったです。

特に1~2年目は、僕の社会人生活を観察していたかのように、
実体験と結びついている内容が多かったです。

一方で、3年目の内容はまだまだ理解できず、
今後も読み直していきたい内容だと思いました。

そして強く思ったことが、
この本に書かれている内容ができていない人が、
弊社勤続10年目あたりを見てもチラホラいることです。

コンサル3年目凄いなあと思いました。

自分はこの本に当てはめればコンサル1年目のさらにさらに下っ端です。

ただ、新しい考え方を多く知り、自分の視座が上がりました。


月曜から会社に行くのが"少しだけ"楽しみです。


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