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突然“鏡”が現れて。

外出時。
ふと、ショーウィンドウや大きな鏡が目に入ることがある。

その時に映った自分は
なんだかいつも、自分の想像とギャップがあるように感じる。


「あれ、この服ちょっと、太って見えるかな」
「なんか、髪がボサボサになってる…」
「ちょっと姿勢が悪いかも。」

こんなふうに、
“自分の想像している自分”と
“実際に目に飛び込んでくる自分”がちょっと違う。


家の中ではないから、少しは気持ちをオンにしているはずだ。


それでも、不意をつかれた瞬間。


「…これが現実か。気をつけよう。」

小さな“ショック”と“反省”が
じわじわと一日中、追いかけてくる日がある。


言葉にするのが難しいけれど

自宅で身支度をするときは
自分なりの「良い状態」で鏡を見ているのだろう。

「“鏡”を意識している」時の自分
「“鏡”を意識していない」時の自分との間に、ギャップがあるのだ。

だから
洋服を自分に当てて鏡を見ている時も
メイクをしている時も
髪をセットしている時も

決めポーズとまではいかないけれど
ちょっとカッコつけたり、ニコッとしてみたりしているかもしれない。



しかし外出時。
何も考えずに歩いている状態の自分が、突然現れた鏡に映り込んできた時、ちょっとびっくりする。

その時の姿勢や体型、表情などを、いつも反省に当てている。



一方で
「誰かといる時の自分」がふと鏡に映った時。

「あれ私、こんなに楽しそうにしてる。」と思ったり
「身長差、こんな感じなんだな」と思うこともある。

他者からはこんなふうに見えているんだな、という新鮮な目線を得られて

それはそれで、なんだか楽しい。


心の準備もなく、突然“鏡”が現れて
そこに自分が映った時。


“鏡”を意識していないからこそ映った自分の姿。

それは

想像通りだったか。
想像とかけ離れていたか。
新しい発見があったか。
他人目線になれて新鮮だったか。



今日の私は、不意に鏡に映った自分を見て


悩んでいたけれど
やっぱりワンピースの丈を少し上げよう、と思った。





2024.4.21

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