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好きな笑い方

知り合いの女性に、文字通り

「あはははははっ」

と笑う人がいる。

とても潔くて、爽やかで、
本当に心から可笑しくて笑っているんだなと実感できる。

日頃は基本、裏声に近い、少し高めで柔らかい声。
そして、真剣に話を聞くときは低めの声。

私はその女性の、声の使い方だけでなく、
特に“笑い方”、“笑い声”がとても好きなのだ。


笑い方、いろいろ。


自分の笑い声はどんな感じなのだろうか。
何かが可笑しくて笑っている時、基本的に「楽しい」とか「面白い」という気持ちに支配されているため、自分の笑い声など俯瞰することはとても難しくて、よくわからない。

しかし思い返せば、色々な笑い方があるな、と思う。


「ふふふっ」

笑顔ではあるけれど、口は閉じていて
鼻から空気が漏れる笑い方。
微笑むように、見守るように笑う人。


「っっっ…!」

必死に笑いを堪えるように、声にあまり出さない笑い方。
日頃クールな人が、こんな風に小さく笑っていたりすると、ちょっと嬉しい。


「ハッハッハッハッハ!」

豪快に、お腹から声が出ている笑い方。
笑いすぎてお腹が痛いという症状に繋がりやすい気がする。


本当に「面白い」と感じて笑う時と
周囲に合わせて笑う時とでは、また笑い方も変わるかもしれない。

…それでも、心から楽しくて笑っている人というのは
その表現が小さくても大きくても、笑い方から伝わってくるような気がするし

まるで本当に楽しくて笑っているかのように振る舞える、“笑い方が上手な人”というのも、実際にいるように感じる。


好きな笑い方、発見。


自分はどうあれ、私は
“口の形が「あ」になる笑い方”が好きなんだろうな、という発見をした。

「あはは!」
「ワハハ!」
「ハッハッハ!」

これらの笑い方は、表情もちゃんと笑顔になっていることが多い。
そして、その笑顔を眩しいと思う。


大きな口を開けて、豪快に笑うことはしなくても

近くにいる相手も一緒に楽しくなってしまうような
つられて笑ってしまうような

そんな笑い方ができる人って、とても魅力的だと思う。

一緒にいて、安心したり
少し元気が出たり
例えばその時ちょっとした悩み事を抱えていても、笑い飛ばしてどうでも良くなってしまうような感覚があるからだ。

さらに、自分の話を聞いてこんな風に笑ってもらえたら。
もはや…嬉しい。


微笑む時もある。
はにかむ時もある。
でも本当に面白い時や楽しい時には、大きく笑う。

色々な種類の笑顔を大切にしていきたいな、と思った今日である。


これから自分が笑った時
自分をうまく俯瞰できたら
ちょっとだけ自分の笑い声にも耳を澄ましてみようかな。




2024.2.26

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