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真逆なイタリアと日本だけど愛さずにはいられない

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

今日は、イタリアと日本の文化についての話だ。
比べてみると異なることが多いので、まとめてみた。

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・告白

まず、イタリアには告白の習慣がない。外国人から見ると少し変だと思われるかもしれない。だがイタリア人の考え方としては、「付き合って」という不自然な行動より、気持ちや愛情が少しずつ大きくなってから自然に一緒にいる=付き合う、という人が多い。付き合った記念日は「大体ここら辺だったね」という感じだ。
一方日本は、お互いの気持ちをはっきりさせ、周知させることを大切にしている。どちらの国も変わらないのは、愛を持ってお互いの存在を大事にしていることだ。
イタリア語を勉強すれば恋愛のことも理解できるし、される。恋愛を通して大きな成長ができ、恋愛以外の教科書に載っていないことも多く学べる。

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・容姿についての考え方

日本人は容姿のことを気にしている人が多い。僕にとっては気にし過ぎと感じる時もある。男性が女性へ容赦なく「太った?」とかよく聞くけど、イタリア人として信じられない言葉。男性から女性以外にも、友達同士で言い合ったり、僕はよく鼻が高いですね!と言われることがあるが、イタリアではアウトだ。容姿のことを言うなんて!と本気の喧嘩が始まる。
逆にイタリアでは容姿とは違うかもしれないが、服のセンスについては容赦がない。カフェに行くだけでも、自分のもてる最大限のおしゃれな着こなしをしていかないと、隣のテーブルの人に馬鹿にされてしまう。
人の美しさとは、容姿でも服のセンスでもない。中身だ。

・男女の美しさ

イタリア人男性は、精神的肉体的な強さを持って生まれているという自信がある人が多い。なぜなら、争いに負けないように、女性を守れるように。スパルタだ。僕が感じる日本人男性は、強さの中でも「辛抱強さ」「やり続ける強さ」がある。真面目に諦めずコツコツと進み続ける。
イタリア人女性は、強くいることが美しさという考えの人が多い。気が強く絶対に諦めず、自分の力で成功させる。日本人女性は精神の清らかさ、奥ゆかしさが美しさという考えの人が多い。気が弱そうに見えがちだがそうではなく、多少のことがあっても折れないしなやかな強さがある。

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・性格

イタリア人の強みは「失敗を気にしない」。落ち込まないことを大切にしてどんな失敗でも笑顔で行く。「笑顔」に自信があればやってることが「天職」になる。外から見ると仕事中でも楽しそうに見える!笑顔の練習も大事だ。
日本人は「失敗を回避する」。計画性を持って様々な失敗のシュミレーションを重ね、対策をする。誇りを持って真面目に遂行する。日本製品が世界で人気が高い理由の一つだ。

・スキンシップ

イタリア人で生まれてよかったと思う理由は「スキンシップ」のこと。恋人だけではなく家族にも同じだ。どれだけ歳を重ねても家族間でハグや頬にキスをすることが当たり前で自然にできるようになる。スキンシップでこことも通じ合う。
日本人は人前でのスキンシップは恥ずかしい、見せ物ではないという考えが多い。僕にとってはハグさえしない文化は不思議だと思う時もある。
言葉&スキンシップは最強!

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最後に、文化の違いとは違うかもしれないが

・イタリア人は日本が大好き!

イタリア語だろうが英語だろうがイタリア人と話すときに重要なポイントなのは、自分の国籍を言えば相手の優しさ100倍になる。Sono giapponese(私は日本人です)を言うだけで家族のような関係になりやすい!さらに、イタリア人に喜ばれる言葉はciao, grazie, a presto(またね), come stai(元気?), che bello(いいね)。

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以上が僕が日本に住んで日本人と接して感じたことだ。そして今も感じるのが、僕はイタリアも日本も比べものにならないくらいに大好きということ。国も人も、関係ないのだ。
これからも、大好きな二つの国の架け橋になれるよう、学び続ける。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。