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旅の目的~京都カフェを巡りながら~

靄というか霧というかそういうものが、この1年の間、僕たちの間に、途切れなく紛れ込んできました。それらは濃くなったり、薄くなったりはするけれど、決して無くなりはしなかった。だから、僕たちは間違いなく心に負担を抱えていますね。もちろんその負担には、重い軽いはあるにせよ、例外はなくそうだろうと思います。

僕の今回の京都への旅は、自分のメンタルケアが第一の目的だったと言えると思います。どういうことなのか?それを今回はお話したいと思います。

メンタルケアにおいて、僕が大事にしているコツがあります。

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僕たちの心の中には、期待や希望というポジティブな感情、そして心配や不安のようなネガティブな感情が同時に存在します。ですが、同時に存在するとは言え、そのどちらの感情を同時に感じることはできません。ポジティブな感情とネガティブな感情が入れ替わり立ち替わり出てくるから、それによって「混沌」を感じてしまうけど、冷静に自分の心を分析してみるとそれは”同時に”ポジティブ、ネガティブの両方の感情を持っているわけではないことがわかります。

ポジティブな感情とネガティブな感情には、それぞれ原因となるものがあります。以前にも書きましたが、僕たちは目の前に起きている状況に対して、直接に感情を持っているわけではなく、状況と感情の間には「イメージ」が存在します。したがって、目の前の状況に対して、どんなイメージを持つかで、感情は変化するのです。

つまり、どんなイメージを持つかによって、言い方を変えればどちらのイメージを見るかによって、僕たちはポジティブでいることができるのか、ネガティブでいてしまうのかを主体的に選択することができるのです。

前置きが長くなりましたが、だから、僕は「ポジティブなイメージの素」をいつも集めているのです。気持ち良くなれるもの、気分が上がるもの、それはかっこいいものであったり、オシャレなものであったり、いろいろですね。いつも、どんなときも、その「素」を探しています。

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僕の「旅の目的」はこれがすべてかもしれません。

「ポジティブなイメージの素」もっと専門的に言えば「セルフイメージが上がる素」を探す。いろんなものを見て体験することで、それをまさにアイテムとしてゲットしてから帰路に着くんです。素敵なものにたくさん触れることができるのが、旅の醍醐味ですから。

僕たちは、ポジティブに居ることが出来続ければ、間違いなく「最初の一歩」が速くなります。その分、いろんなことを体験することができます。そうすれば、もっともっと嬉しい、楽しい気持ちになれるかもしません。もっと言えば、幸せを感じる時間を増やすことができるのです。

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「なんだかやる気が出ない。」「なにもする気がしない。」というときは、無理をして動かなくていいと思います。そんなときに無理やり動いたとしても、うまくいく可能性は限りなくゼロに近い。僕はそんなふうに気分がダウンしているときは、前もって探しておいたその「素のイメージ」にどっぷりと浸るんです。

僕は、無理やり動くことは絶対にしません。
だってツライですから、、無理やりは(笑)だって、理が無いですからね。

だから、まず気分をあげる。そのためのイメージを探す。そのイメージに浸る。

アンパンマンも歌ってますよね。

「もし自信をなくして、挫けそうになったら、
 いいことだけ、いいことだけ、思い出せ」
                (「アンパンマンたいそう」より引用。)

こども用の歌なんですけど、これって心のケア、メンタルケアの一番大事なことですね。

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だから、僕は美味しいコーヒーにこだわるんです。
かっこいい、オシャレなカフェで、ゆっくりとした時間を過ごす。
それだけで僕たちの気分はよくなるものです。話はそれからだっていつも思います。

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たったこれだけのことだけど、たったこれだけのことを、どれだけの人がやってるでしょうか。たぶん、たったこれだけのことだから、ほとんどの人はやらないんですよね。

でも、簡単なことで、目の前の靄や霧はクリアになります。

僕は、この国の、いや世界中の幸せのレベルが底上げされれば
僕たちはもっと幸せに生きていくことができると思っているんです。
青臭い言い方かもしれませんけど。

僕は、コーヒーを焙煎しながら、こんなことをぶつぶつと考えてしまうんです。もっと楽しく生きていきたいな、面白く生きていきたいなって。
世界中は混沌としているけど、それはできるはずだと信じているんです。

絶対に。




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