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コーチングを用いた3つ手法により、環境と価値観の変化がもたらす会社の経営課題を解決する。

こんにちは。まつだです。


今回は、会社経営において、なぜ『コーチング』が必要なのか、取り入れることでどんな意味があるのかを、
・株式会社GOAL-BのCOOとしての視点(社内)

・経営者コーチとしての視点(社外コーチ)

の二つの視点をもとにお伝えします。

株式会社GOAL-B:コーチングとフィットネスを事業とし、総メンバーが20名の組織で、社員全員への社内コーチングを実施。
経営者コーチとしての実績:従業員数百人規模・年商数十億規模の会社の経営者へ、会社ビジョンの策定、カルチャー作り、組織の人材配置などを支援。

社会全体でどんなことが起きているのか、なぜコーチングが普及し始めているか、具体的にコーチングで何が得られるのか(解決されるのか)、できるだけ分かりやすくお伝えします。

世の中の環境と価値観の変化

世の中の環境や価値観の変化により、働く人から、「お金は大事、でも無理して稼ぐより人生充実させたい。」という声を良く聞くようになりました。
このような声が出るの理由は2つあります。

《1.各分野における技術躍進による、選択肢の増加》
ここ10~15年間を振り返ってみると、世の中の多くの分野において、すさまじい変化が起きてます。スマートフォンが普及により情報が、技術の進歩により物が溢れかえり、また、新しい娯楽が急速に増えました。



生活における多方面での選択肢が増えたことで、


・Youtuberなど新しい仕事が市民権を得る
・転職を前提としたキャリアを考える人が増える

・フレックスやリモートという働き方を導入する企業が増加する


など、仕事面での選択の自由度が大幅にあがりました。



つまり、多様な価値観を持った個々人が、

"各々の人生にBEST(場合によりBETTER)な選択をする"ということが、10年前と比べると簡単にできる社会になった。
ということです。


《2.お金への価値変化》

先ほどの目まぐるしい変化とは対照的に、ほとんど変化がないのが、平均賃金。
2020年9月に国税庁の民間給与実態調査で発表された、日本人の平均年収は、



2019年度 436万円

2007年度 437万円 (12年前)

世の中全体として、会社が支払える給与が上がっていないということです。むしろ、従業員が貰える給与は、保険や税金は高くなることで、手取りは減る一方です。

すると、会社からの収入を増やすことを諦めるようになり、


・お金ではなく、時間をかけることが醍醐味になる趣味(DIY・カフェめぐり)を自分の生活の楽しみとする

・自分の興味のある方面で副業を始める

という人が増えました。


つまり、
・仕事を早く終わらせて、会社以外の時間を充実させたい

・せめて、楽しいと思える仕事をしたい

と思い、仕事に対する考え方や向き合い方が変わる人が増えたということです。


会社経営において発生する課題


世の中に合わせて、組織にも変革が必要です。世の中のニーズの変化、法律や保険など制度の変化、転職が当たり前になる働く人の意識の変化は、年々激しくなってきているように感じます。

変化が当たり前の時代、従来のままの経営だと、
・離職率の向上
・優秀人材の流出
・世の中ニーズに合わせて変化できない

などの問題が発生し、『売上の減少』や、中長期で見た事業存続の危機に晒されてしまいます。

この問題の原因(課題)は、下記の3つの要因が大きいです。
1.従業員の満足度(働きがい)が低い
2.経営戦略に基づく適切な人材配置ができない
3.ビジネスの利益構造を変える経営戦略がない

課題「3.根本的に利益構造を変える経営戦略なない」の解決については、戦略コンサルの方と経営戦略を立てることが解決策として考えられます。

そして、利益構造を変える変えないに関わらず、
1.従業員の満足度(働きがい)が低い
2.経営戦略に基づく適切な人材配置ができない
の課題にぶち当たります。

そこで、非常に効果的なのが、コーチングです。
(※ここで言うコーチングは、共感・傾聴などのコミュ二ケーションの改善のみのことではありません)

コーチングによる3つの解決策

コーチングを用いた手法として、3つの解決策があります。
1.経営者コーチング
2.経営幹部や従業員へのコーチング
3.戦略的な人材配置

1.経営者コーチング
経営者がコーチングを受ける最大のメリットは、企業カルチャーの醸成ができること。

《共感できるビジョンの浸透》

ビジョンが経営者の本心であり、且つ、明確である。そして、それが基となる文化が社内にできると、そこで働く人は自分が何のために働いているかを自覚できるのです。

株式会社サイバーエージェント様を例に上げると、働いている従業員の方は、『21世紀を代表する会社を創る』という会社のビジョンのもと、働いている自分達を、誇らしく感じるのです。つまり、自分の働くことへ対して意味付けが無意識にできているのです。

弊社株式会社GOAL-Bの場合だと、『挑戦が溢れる世界』というビジョンがあることで、「まず自分達が挑戦していく」というスタンスがあり、個人それぞれにパワーが湧いてくる状態で働くことができています。(まだまだ、発展途上です)

つまり、会社の生き様(ビジョン)が、従業員それぞれの誇れる生き様になる、とうことです。

そして、『ビジョン』づくりで、最も重要なのが『本心であること』。本心でないと、本気で語り、浸透させることは難しいです。
さらに、本心でない『ビジョン』は、多くの場で矛盾が生じ、従業員の混乱を招くことになるります。



だからこそ、経営者は、本心でビジョンを作り、ブレずに本気で語る必要があります。そして、心から納得のいく『ビジョン』を作るために、に経営者はコーチングを活用されるのです。


2.経営幹部や従業員へのコーチング
会社のビジョンや経営戦略をもとに、実際に会社の変革を起こしていく経営幹部や従業員の、個のパフォーマンスを最大化する必要がある。

《個人の深い自己理解や価値観の明確化》
まず、前提として、ほとんどの経営幹部や従業員は、パフォーマンスを最大化できていはずです。理由は、各個人の潜在的な才能や、何に対してモチベーションが働くかを理解できていないからです。

メンバー自身が、自分のポテンシャルに気付いていないこともあれば、自分のポテンシャルを活かせる仕事(業務・役割)が社内に無いと思っているケースが多いです。

この、非常に勿体無い状況を理解し、メンバーそれぞれの才能や価値観も発掘・整理し、モチベーションが未来に向く状態へ導くことができれば、自然とパフォーマンスが向上していきます。


3.戦略的な人材配置
コーチングで発見した、潜在的な才能や特性を理解し、組織のパフォーマンスが最大化されるように人材配置を行う。

《潜在的に得意(好き)な業務への人材配置》

経営幹部や従業員が潜在的に持っている才能、また、好きなこと、恐れていること、苦手とすることなどの価値観を理解・把握し、戦略的に人材配置を行うことが重要です。

人材配置が成功すると、経営幹部や従業員は、業務を行う上で、自分の存在意義が感じられ、満足度が向上すると共に、中長期的にみて(数ヶ月)実際のパフォーマンスも大きく向上します。

従業員それぞれの内面を理解するためには、経営陣や人事、管理職の方はコーチングを受けて、まず自分を理解する。そして、間違った理解を生まないためにコミュニケーションスキルやコーチングスキルを身につけておくことが、必要となります。


まとめ


世の中の『働きがい』を求めるニーズへ対して、『カルチャー(文化) 作り』『個人のパフォーマンス向上』『適切な人材配置』が鍵となります。

経営陣は、”未来”にある『1人当たりの生産性が高い会社』はどんな状態になるべきかを起点に、評価や配置をする必要があります。この精度を高めるには、コーチングが非常に役に立ちます。

弊社の場合は、ビジネスモデルが優れている訳でもなく、ビジネス戦闘力がもともと高くない(その分、個性や生き様がすごい)メンバーが集まっています。それでも会社が成り立っているのは、コーチング文化があるからです。

社内コーチング導入により、『個人の能力開発』と『適切な人材配置(役職・役割)』を行うことで、組織全体の士気とパフォーマンスが上がり、何とか運営・拡大できています。それ程、コーチング、いや、”人”には潜在的なパワーがあります。

また、経営者コーチとしての視点から見ても、経営者がコーチング受けることや、組織にコーチングを適応させていくことの『重要性』と『可能性』を強く感じ、経営者コーチングと合わせて積極的に支援させて頂いています。

本当に、コーチングは”人”の潜在能力を開花させます。こんなにも世の中に人がたくさんいるのに、その才能やリソースが眠ったままだと思うと、悲しいです。

組織でも同じです。折角、何十人も何百人もメンバーがいるのに、その潜在的なポテンシャルを発見できず、発揮もできないのは勿体ないなと思うのと同時に、多くの人が、会社が、今後、潜在的なパワーを発揮していく余白をまだまだ持っているのだと考えると、とても楽しい社会が未来に広がっているのでは無いか、ととてもワクワクした気持ちでいます。



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