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2023.6.14大島町定例会・一般質問全文です。

 おはようございます。松島よしきよでございます。

 わたくしは、去る4月23日に実施されました町議会議員選挙におきまして、町民の皆 さまの温かいご支援のおかげで、8年ぶりに議会に復帰させていただくことになりまし た。皆さまの思いを深く受け止め感謝するとともに、8年間、一般町民の1人として観 てきたことや感じてきたことを忘れずに、町議会議員という立場だからこそできること に、積極的に取り組んでまいります。
 そして、この場をお借りして、この度、大島町の新たな町長に選ばれました坂上町 長、ならびに町議会議員に当選されました議員の皆さまに対しまして、心よりお祝い を申し上げます。 4年間、議会に携わる議員全員の力を合わせて大島町をより良くしていきたいと思っ ておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、質問に移らさせていただきます。
 大島町は、今はもちろんのこと、だいぶ以前から、取り組むべき重要な課題が多く存 在していますが、その中でも、私が特に懸念していることが過疎化の問題です。 過疎化というのは、人口減少による産業・教育・医療・防災などの担い手不足により、 地域の生産機能の低下が生じたり、基礎的な生活条件の維持に支障をきたすような 状態を言います。
 国としては、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」が制定されて以来さまざまな 対策が講じられ、令和3年4月には「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措 置法」が施行されました。この法律により財政・行政・税政の面において特別な措置 が講じられています。50年も前から対策が取られるほど、過疎化が大きな問題として 捉えられてきたことがわかります。

 最初の質問です。町長は、大島町における過疎化についてどのような認識を持って いるのか、またどういった点が問題なのか、考えをお聞かせください。

 一般社団法人全国過疎地域連盟のデータによると、令和4年4月1日現在、過疎地 域とされる町と村の数は、全国で553町村あります。全国の町村数928町村との比 率をみると、41.5%にも及びます。そのうち、東京都では大島町を含む7町村が過疎 に該当しています。
 そこで、質問です。
 大島町が過疎と認定されたのはいつなのか、 また認定されて以降直近までの10年間の大島町の人口と主な産業の生産額の推移 をお聞かせください。
こうして質問しておきながら大変恐縮ではありますが、全ての数値が減り続けている ものと思われます。

 一方で、大島町では将来の町づくりの指針となる「第6次基本構想・基本計画」を実現 するために、「大島町まち・ひと・しごと創生総合戦略 大島町人口ビジョン」を平成28 年3月に第1期、令和3年3月に第2期を策定していますが、このビジョンの中で過疎 化に関連している対策がどのように取り組まれているのか、そのうち7年間で実行で きていることできていないことを、具体的にお聞かせください。

 私は、これまで町長をはじめ役場の職員、町民の皆さま、議会に携わる方たち、みん なが大島町のために頑張ってきていることは重々承知しておりますが、あえて今の大島町の現状を踏まえて申し上げると、今まで大島町が掲げてきた計画については、しっかりと検証した上とは言え過疎化がさらに進んでいる現状からみると、結果に結びついていないと言わざるを得ないと思います。
 そこで、来年度には第7次基本構想・基本計画が策定されます。町長は、今までの計 画をどのように捉えているのか、またそれを踏まえて新たな構想・計画をどのように作 り上げていく考えなのか、特に過疎化の問題についてお聞かせください。

 最後に、大島町がより良い方向に進むためには、町長の力だけでなく役場で働く職員 の皆さまの力が必要であり、そしてそれだけでなく、町民の皆さまと積極的に対話を 重ねることや大島町に興味を持ってくださる人たちの知恵を借りることで行政が気付 きにくい部分をキャッチしていく、つまり町長・行政側から歩み寄りながら大島町がワ ンチームとなる取り組みが重要であると考えています。 私自身も町民の1人です。微力ではありますが、大島町の明るい未来のために、町 長ならびに職員の皆さまそして町民の皆さまのお役に立てるように、1つ1つ丁寧に 全力で取り組んでまいります。

以上で、一般質問を終わります。ありがとうございました。

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