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「多国籍オフィス」あるある20発!

多国籍軍ならぬ「多国籍オフィス」で働いて20年以上。思えばいろいろなことがあった。以下は個人的体験にもとづいての”あるある”なので万国共通というわけではない、念のため。同じような境遇にある方もない方も、笑いとばしていただければ幸いである。

1.ただの定期ミーティングの場が、まるで国際会議場のようになる。5大陸からの代表が勢ぞろいする。カナダ人の隣はメキシコ人、その隣は香港人、その隣はイギリス人、その隣はインド人、その隣はケニヤ人、その隣はイラン人… 続。

2.相手の言っている英語を聞き取れず、とりあえず愛想笑いでごまかして話をつづけつつ、頭の中で今話していることを必死に推測する。

3.日本人の「あたりまえ」のレベルの高さに驚く。
責任感、勤勉、正確、真面目、文句を言わないなど、世界に誇るべき日本の労働モラル!

4.あまりにも仕事をしない同僚にムカつき、それとなく注意し、フォローし、尻拭いし、同じことを100万回繰り返し教え、それでも学ぶことのない様子にあきれ果て、最後はあきらめる。

5.締め切りをマトモに気にしてあせっているのは自分だけ。「締め切りを守らなくても物事はすすんでいく」という貴重な学びを得る。

6.残業をしているとなんで残っているのか逆に聞かれ(しかも若干迷惑そうに)早く帰れと言われる。

7.   16時終業なら16:05には誰もいなくなるオフィス。

8.(ミーティングで)互いの話をよく聞かず、てんでバラバラのことを言いあっているのをハラハラしながら見守っていると、最後にはなぜかきちんと話がまとまる。

9.あきらかに目の回る忙しさで仕事をこなす私のデスクの目の前で、延々と和やかに雑談する同僚たちをながめながら(心のなかで)チッと舌打ちする。

10.   賞味期限切れから半年すぎたアオカビのはえた食べ物や、もはや原型をとどめていない元食物を廃棄処理する冷蔵庫定期点検係になりがち(誰も気にせず延々とそのままになっているのでしょうがなく自分が片付けるハメに)。

11.   何も考えず勢いだけで突っ走るプロジェクトリーダーが、まるでブルドーザーをかけていったかようにコトを進めたあとの瓦礫後片づけが大変すぎ。

12.   1のことを10にも100にも見せる技を持つ同僚にアピール合戦で敗れ、いいところを全てもっていかれて「うぎゃ~~~っ!!!」となる。

13.  多国籍オフィスことわざ:「 縁の下の力もちより、口上手」
ただ真面目にがりがりやっているだけでアピール力がイマイチな私のような人間は評価されない。口上手は最大の武器!

14.   英語ネイティブスピーカーのスピーチはその流暢さに騙されるが、よーく聞くと大したことは言っていないことも多い。

15.   渡された資料を読むスピードが英語ネイティブに比べ圧倒的に遅いのに気づかれないように、いかにも読み終わっているかのように振る舞う。

16.   なんでおかしいのか全くわからないジョークだが、とりあえず周りに合わせて笑っておく(英語の問題だけでなく、笑いのツボがちがったりする)。

17.   英語ネイティブのスペルミスはスルーされるが、ESLのスペルミスはバカにされる。

18.   あまりにも個人主義な(またの呼び方を自分勝手)意見を堂々と主張され、「調和」「思いやり」を重んじる日本人としては「あいた口がふさがらない」状態になる。

19.   もちよりでポットラックランチなどをやった日には、多国籍料理レストランの食べ放題のようになる

20.周りでしょっちゅう誰かがなにかの個人的行事をしている (サンクスギビングやクリスマスなど北米スタンダードな行事に加え、ユダヤのハヌカ、オーソドックスのクリスマスやお正月、イスラムの断食ラマダン、中国の旧正月/春節、ドイツのビール祭オクトーバー・フェスタ、アイルランドの聖パトリック・フェスティバルなどなど)


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