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2021年2月1日にUXを専門にする企業に転職しました

気がついたらもう1年近くnoteを更新していませんでした。実はこの間に、公私とも目まぐるしい変化があり、今年の2月1日から別の会社で勤務を始めることになりました。

これまでは「SRI@シリコンバレー流イノベーションの起こし方」というタイトルで記事を書いていたのですが、残念ながら20本で更新は永遠に停止ということになります。こちらのマガジンを見て連絡をいただける方も時々いるので記録としては残しておくことにしましたが、楽しみにしていただける方がおられたら申し訳ないです。

新しい会社と自分の役割

2月から勤務を始めた会社は、20年ぐらいの歴史を持つ日系企業で、今はお客様が提供するデジタルタッチポイントのUXを改善するためのコンサルティングとSaaSソフトウェアを提供しています。昨年にそれなりに大きな資金調達をしたので、一応スタートアップという呼び方をしても許されるかもしれません。ただ、20年の歴史を持つ会社で”スタート"したばかりではないので、個人的には「成長企業(グロース企業)」と呼ぶ方がしっくりきています。

人事広報に確認したところ「会社名を記事内に入れると、公式と見なされるという解釈をしているので、許可なく会社名を明記することはやめてください」と言われたので、会社名を明記することは出来ない・・・のですが、リンクを貼るのはOKということだったのでここにリンクを貼っておきます。


私の役目は、この会社が成長をするために必要なことや課題を見つけて解決することです。こう書くと随分と曖昧な役割だな・・・と思われる方が多いでしょうが、入社する時に会社と約束したことを正直に書くと、こういうことになってしまいます。ただ、これだとさすがに会社外の人に説明が難しいので肩書きとしては「新規事業開発室 室長」というタイトルをもらいました。

もう少しわかりやすく説明すると、現在私が務めている会社(上にロゴが見えている会社です)は、基本的に各事業が自律的にビジネスを行うという形をとっています。もちろん、人事や法務、財務や総務といったバックオフィス機能はありますが、それらはこれまでは必要最低限の規模に抑えられていました。

こういった形をとっているのは歴史的な経緯があるのですが、投資を受けて会社をこれまでにない角度で成長させていこうとすると、様々なデメリットが見えてきます。例えば、成長のためには採用を強化しなければならないのですが、会社全体として採用戦略を描くということは想定されていないのです。
また、これまでに事業の垣根を超えた新規事業を作る際にも、各事業が持っている”既存の仕組みとプロセス"を超えるのは容易ではありません。各事業は既存の事業を伸ばしていくことに最適化されているので、自発的にそれを壊しに行く意味を見いだすのはなかなかに難しいのです。


そういうわけで、私は各事業を縦軸とすると、会社全体を横串で見るという役目を担うことになりました。SRI在籍時には、お客様とのプロジェクトや事業提携などを考えることがメインだったのですが、新しい会社ではカバーする領域は大きく広がりました(その分、一つ一つへの関与は減ると思っていますし、実際に減っています)。

ただし、私が物事を把握する時には事業開発という観点から見ていることが多いですし、問題解決にあたっては過去の事業開発で学んだスキルや能力を使っていこうと思っています。
40歳を少し超えて始まったこの新しい挑戦は、これまでの社会人経験+MBAでの経験を総動員していきたいと思っています。

スタートアップにとっては情報発信も極めて重要ですから、これからはこの場を借りて、自分が取り組んでいることや悩んでいることを積極的に発信していきたいと考えています。
会社という切り口で見ると、SRIとはやることがだいぶ変わってしまいましたが、自分の経験という意味では今回の挑戦もこれまでと地続きであると感じています。どうか、今後ともよろしくお願いいたします。

※ 私のこれまでのキャリアや業務内容にご興味がある方は、下記よりご確認ください。
https://www.linkedin.com/in/masafumi-yabe-96589328/




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