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日本ドラマもやればできるじゃないか⁉「ヒヤマケンタロウの妊娠」

日本製作のNetflixドラマだってやればできるじゃないか

以前に、わたしは、noteのなかで、日本のNetflixのオリジナルドラマは、どうしてこうも女性視聴者からしたら、面白くないものばかり作れるものだと、ケチをつけたことがあった。
その後、「金魚妻」がドラマ部門視聴数で1位をとったことがあったけれども、そのドラマも、わたしは完走することはなかったな。

しかし、ようやく面白く最後まで完走できたドラマがでてきた。それがこのドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」である。

日本だって、面白いドラマが創れる。やればできるじゃないか。
と、嬉しくなるようなドラマだけれども、監督、スタッフ、主演俳優にいたるまで、どうみても、以前のNetflixJapanの好みではないと思う。
首脳陣が入れ替わったのか?それとも、テコ入れされたのか。
と、何はともあれ、このドラマは、クリーンヒットを飛ばしたようで、今後もこの方向性が続くといいなと思っている。

妊娠するのが男性だったら・・・そんな荒唐無稽なストーリーをやけにリアルに描いていて、コメディのようでシリアスな社会派ドラマである。
1話が短くて、サクサクと観れてしまい、あっという間に完走した。

男だって、仕事も子育てもやればできるじゃないか

と言いたいところだけど、そう上手くはいかない現実を前に、男が妊夫になることで味わう身体的、精神的な負担を描くことで、どうだとばかりに女性の置かれている状況を描いている。
思わず、くすっとくるようなシーンが満載だ。

主演は、斎藤工、相手役には、上野樹里
監督は、「ブルーアワーにぶっ飛ばす」の箱田優子
ジェンダーの問題を、男女を逆転させることでサラッと面白く描きだしながら、実は、旧態依然の社会制度が男女どちらにも窮屈になっているという現代社会の問題まで突っ込んでいる。

それにしても、このドラマを観ながら、男性的でセクシーでありつつ、繊細で知的な雰囲気の斎藤工が、ますますカッコよくなったように思ったのは私だけだろうか。そして、韓国男性がその魅力を絶賛する上野樹里のニュアンスのある透明感も相変わらず素敵だなと思ったのはわたしだけだろうか。
いや、たぶん、絶対に違うだろう。
Netflixさん、彼らの出演するドラマをまた作ってください。
期待しています。

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