見出し画像

じぶんの時間を失いかけていたら、モモを片手に旅に出かけてみてはいかが

昨日から、1年振りの奄美大島。今朝はいい天気に恵まれて、レンタカー屋で車があったのでドライブをしてきた。

ただ、海があり山があり空がある。それだけかもしれない。でも、その景色、音、匂いをゆっくりと味わうだけの時間は、日常という中にはあまりない。そもそも、全ての行為を「味わう」ということが許されない。次々にこなさなければいけない予定があったり、やらないともったいないという観念に捉われたり、疲れ果てて何も考えられなくなったり。

皆さんもご存知の本「モモ」に出てくる時間泥棒に「人間はひとりひとりがそれぞれじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。」という言葉がある。

いつの間にか、じぶんの時間をじぶんのものでなくなってしまっていないか。何かを成すこと、そしてこなすことに時間を奪われていないか。「生きていく上で、働くことが大事」なのかもしれないけれど。こうやって、たまに取り返したなと思えるじぶんの時間を、大切にする練習がこの街ではできるような気がした朝だった。

-

そういうことで、思いつきのように「奄美大島・瀬戸内でモモを読んで過ごす旅」を企画してみたくなりました。暑くなりすぎない時期に、持ち物には「モモ」だけを必須として。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?