2024年2月の読書・鑑賞ログ
2024年2月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。
夫のちんぽが入らない(こだま)
めちゃくちゃ良かった。
主人公はタイトル通り「夜の営みの悩み」から
・教師として生徒との向き合い方
・孫を期待していた親との関係
・夫に言えないヒミツ
・劣等感との向き合い方
など、物語は思わぬ方向へ展開されます。
作者の実体験がベースで、読むと「劣等感をかかえているのは自分だけではない」と、勇気が出ました。
自分責めをよくしてしまう人に、おすすめしたい1冊です。
TVドラマ化もされており、Amazon Primeで見れますよ。
フランス人は生きる喜びを知っている(Ryoko Paris Guide)
フランスに23年間住み、フランス人の夫と娘と暮らしている著者による、フランスのリアルを紹介した本です。
フランスならではの食卓や生活感、恋愛事情、働き方などなど。
旅行先として見ているだけじゃ分からないフランスの話が、満載でした。
恋愛に対して、歳を重ねるほど自信を持つフランス人。
「私、魅力的ですけど何か?」という気持ちが、歩き方にも出てしまう。
僕も「ちょっぴりだけでよいので、そんな考え方を取り入れられたらな」と、感じました。
ある意味、こりかたまった頭を柔らかくしたいときに、読みたい本かもしれません。
俺か、俺以外か。(ROLAND)
めちゃくちゃ面白い!
サッカー選手になる夢は敗れ、ホスト界で帝王となるまでに、どんなことを意識して努力を重ねてきたか。
そのエピソードが、数々の名言とともに紹介されています。
著者は中学生のころ、父親から「男に生まれて幸せだと思うのは、どういうときか分かるか?」と聞かれたとあります。
みなさんは何と答えるでしょうか?
そして、もし自分の父親がこんな質問をする人だったなら、今とは違った自分に育っているだろうな...
ぜひ読んでみてください、「自分を好きなってもいいのかな?と、迷ったときに。
ディストピア禍の新・幸福論(前野 隆司)
「幸せとはなにか」を、脳神経科学・心理学・統計学・工学を駆使して、熱く語っている本です。
読んだ印象は、「幸せについて」よりも「心や死について」の考え方が斬新!
本書から、突き詰めると自分も世界も境目がなく一緒かもしれないこと。
そして、自分という存在自体があいまいなことに、ハッとさせられました。
心や死について、気になった方は読んでみてください。
「400億円」のスニーカーショップを作った男(本明 秀文)
原宿のスニーカーショップ「チャプター」と「アトモス」を作った著者さんの自伝です。
とくに面白かったエピソードが
・エアマックス95ブーム中に、世界中からエアマックス95をどうにかこうにかかき集める
・宇多田ヒカルが雑誌で着用するスニーカー情報を、事前にゲットする
・アトモス別注カラーを、公式のNIKEに認めてもらうまで
・レディースファッションでの、スタンスミスブーム
などなど。
当時の流行りを思い出して懐かしくなります。
学生時代に、メンズストリートファッション誌「Boon」や「COOL TRANS」を読んでいた方に、おすすめの本です。
(ドラマ)正直不動産
2022年4月からNHK総合で放送された、テレビドラマ版です。
(2024年1月から、シーズン2が現在放送中)
不動産会社に務める主人公(山下智久)は、ウソをつくことで営業成績を上げてきました。
ところがある日、石碑を壊した祟りによって、ウソがつけない体になってしまい...というストーリーです。
いっけんお得な物件に隠れている落とし穴を、暴露しまくるのがコメディータッチで描かれていて面白いです。
「えっ、そんなワナがあるんだ~!」と、勉強にもなります。
家族愛あり、友情ありで、しんみり心温まるエピソードが多いです。
はたして主人公は、ウソをつかずに家を売ることができるのかどうか?
気になった方はぜひ見てみてください。
(アニメ)東京卍リベンジャーズ
2021年4月からテレビ東京で放送された、テレビアニメ版です。
原作は和久井健さんのマンガ(全31巻)。
26歳フリーターの主人公(26歳)は、中学生だった頃にタイムリープする能力を手に入れます。
中学時代から付き合いのあった彼女を救うべく、不良だった中学時代と現在を行ったり来たり。
アニメの第一印象は、バイクを乗り回す集会と抗争だらけで、「どんな中学生や?」(笑)
また、過去に戻れる話なので「ここをこうして、ああすれば良いのに〜」って気持ちにヤキモキしながら、どっぷりハマってしまいました。
喧嘩や流血シーンが苦手でなければ、タイムリープ系が好きな方におすすめです。
(マンガ)服を着るならこんなふうに(縞野やえ、MB)
2015年発行の、メンズファッションをテーマにしたマンガです。
服を買いに行く服がない主人公は、ファッションに詳しい妹に、服の選び方やコーディネイトを習っていきます。
なかでも、ユニクロやGUの着回しがきくアイテムが紹介されているのが、ありがたい。
ただ難点は、財布のひもがゆるく、ゆるーく、なってしまうこと(笑)
読むと服を買いに行きたくなってしまいます。
(映画)私をくいとめて
2020年12月公開の映画で、原作は綿矢りささんの小説です。
アラサーOL彼氏なし主人公(のん)は、おひとりさま生活を満喫中。
「このままひとりで、楽しい生活が続くんだろうなあ」と思っていたところに、気になる男性が現れ...というストーリーです。
独身生活を満喫中の僕は、主人公の気持ちに共感するところが満載でした。
主人公は飛行機に乗るのが怖いし、人と一緒にいることにも不安を感じます。
はたして、恐れずに、一歩ふみだすことができるのでしょうか?
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。
「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。
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