A Presocratics Readerの試訳です。
https://www.hrstud.unizg.hr/_download/repository/Curd,_A_Pre…
もっと読む
- 運営しているクリエイター
記事一覧
7. エレアのゼノン
エレアのゼノンの生涯について私たちが知っていると思っていることはすべてプラトンの対話篇である『パルメニデス』に由来する。プラトンによれば、ゼノンはパルメニデスよりだいたい25歳くらい若く、パルメニデスの哲学的友人であると同時に愛人でもあったと報告されている。プラトンの主張を受け入れるならば、ゼノンは紀元前490年頃の生まれであり、パルメニデスとともに450年頃アテネを訪問したが、その当時ソクラテス
もっとみる2. ミレトス学派 2. アナクシマンドロス
※以上の"A Presocrated Reade"の 2.2. アナクシマンドロスの訳です。比較的自由に訳しています。
ディオゲネス・ラエルティオスの言うところでは、アナクシマンドロスは紀元前547/6年には64歳であったが、この年代決定はアナクシマンドロスはタレスの弟子または支持者であったという古代の諸々の報告と一致する。アナクシマンドロスは初めて世界地図を作製し、晷針(きしん;古代の天文観測
2.ミレトス学派 1. タレス
※以上の"A Presocrated Reade"の 2.1.タレス の訳です。比較的自由に訳しています。
タレス、アナクシマンドロス、それにアナクシメネスはいずれもイオニア(現在のトルコ西海岸)のミレトス市出身である。彼らはミレトス「学派」哲学と称されるものを形成している。伝統的報告では、タレスはアナクシマンドロスの師であり、アナクシマンドロスは今度はアナクシメネスの師となった。アリストテレス