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児童相談所と子どもたち

タクシーの仕事をしていて、よく児童相談所から呼ばれることがある。

子どもたちを児童相談所から家まで送ったり、児童相談所に子どもを預けている親を乗せたり、児童相談所にいる子どもを病院まで連れて行ったり。

もちろん、子どもだけでなく担当の職員さんも一緒。

どの子どもを見ても、何があったんだろうと思うことは多々ある。
それくらい「普通」なのである。
それに対して、親は疲弊している感じが多く伺える。

今回は中学生くらいの女の子だった。
月1でメンタルクリニックに通っているようだった。

クリニックの先生はよく話を聞いてくれる人らしい。

メンタルクリニックには児童相談所に関わらず、お客さんの降車地に多い。
中にはあまり知られたくない人もいて、少し手前でおろしてほしいと言う人もいる。
あとはコンビニとか。

けっこう強い薬を飲んでいる人もいるので、子どもたちはどんな薬を飲んでいるのか気になってしまう。

なぜなら、特に今回の場合、話だけでは何があったかわからなかったが、お菓子作りが好きで、親との関係も特に何かなさそうで、ただ、塾には行けなくなったと言っていて、家には帰りたいと言っていた。

どんな事情にせよ、子どもたちを取り巻く環境は複雑だと感じた。



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