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幸せの3か条

先ほど「今日も幸せに生きる。」という記事を書いた後に、メッセージともとれるようなYoutube動画に出会ったので、二度目の投稿になるが急ぎ共有したい。

以前、「虫の知らせ」という記事の中で紹介させていただいたペンキ画家のSHOGENさんが、他のYoutuberさんの動画内で話していて内容がすごく素敵だったのでご紹介させてください。

元々、名古屋にある化粧品会社で働いていたSHOGENさん。
実家のある京都へ里帰りした時に、ふらりと立ち寄った雑貨屋さんで飾られていた1枚のペンキアートを見た瞬間、「これで生きて行くやろ。」と言われた気がして、その日のうちにその絵が描かれたというアフリカのタンザニア行きの1か月後の飛行機チケットを購入し、1か月後に仕事を辞めて単身タンザニアへ渡りました。

その絵は、すごくきれいな夕日をバックに、動物たちが仲良く暮らしている絵で、ティンガティンガというもの。
下書きはせず6色(白・黒・赤・青・黄・緑)のペンキで描くのがルール。

SHOGENさんがこの絵を学びに行ったタンザニアで、ブンジュ村に住む人と出会い、その村に「日本人」ということで連れて行ってもらうことができました。

そこで出会った村長さんから聞いた話や、20歳の少年と喧嘩をして仲直りをしたときの話、3歳の女の子から教えてもらったことなどを下記の動画では語っています。

その中で、すごく素敵だなと思った言葉がありました。

ブンジュ村に入った外国人(日本人を含む)は、このSHOGENさんが初めてで、村に入るには「幸せの3か条というものがあるから、それが理解できるなら入ってもいいよ。」と村長から言われます。

<幸せの3か条>
①ご飯が食べられるということに幸せを感じられているかどうか。
②ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいる。

 これは、家族じゃなくてもいい。血がつながっていなくてもいい。
 近所のオジサン、オバサンでもいい。
③抱きしめられたら温かいと感じる心がある。

ペンキ画家SYOGENさんがブンジュ村の村長に言われた言葉

また1つだけルールを必ず守って欲しいと言われ、それは「喧嘩をしてしまったら、必ずその日のうちに仲直りをすること。」でした。

ある日SHOGENさんは20歳の少年と言い合いををしてしまいました。
夕方になるとその少年が「海まで一緒に来て。」と言います。
SHOGENさんは「海に沈められるんちゃうか。」と恐怖を抱きます。

しかし少年は、「腰まで海に入って、少しそこで待ってて。」と一定の間隔をあけて、向かいに少年も腰まで水に浸かって立っています。
すると、SHOGENさんと少年の間に夕日が沈んできて、夕焼けの水面ができました。

SHOGENさんが「これはなに?」と聞くと、少年は「これは温かい境界線やで。」と答え、「SHOGENな、人っていうのは自然から生まれてきたやろ?だから人っていうのは圧倒的な自然に飲み込まれた時に、全てのことを許せるんやで。」と言う話を聞き、仲直りをしました。

そして、どんなにむかつく相手でも、どんなに嫌いな人との間にも温かい境界線があるんだそうです。

これ、すごく素敵じゃないですか?

さらに、彼らが言うには、日本人は「日常にあふれる小さな喜びを拾い上げるプロだった。」そうです。

昔の日本人は、息を吐くときの自分、そして息を吸うときの自分に物凄い喜びを感じていたんだよ。
朝起きて、裸足で外に出る時の一歩目踏み出す時のつま先が地面を踏む感触までも愛していた。
それが日本人だったんだよ。
つまり、当時日本列島に住んでいた人たちは、自分が普段からやっていた所作をとことんまで愛してあげていたんだよ。
朝起きて、顔を洗うために水をすくうでしょ?その手の丸みに対してもなんて可愛いんだろうって自分自身に語り掛けていたんだよ。
だから何か大きなプレゼントを貰ったから嬉しいとかじゃなくて、自分の普段から行っている所作に物凄い喜びを感じていた。
常にあなたたちは、心が満たされた人たちだったんだよ。

ペンキ画家SHOGENさんがブンジュ村の人から教わった日本人の話

そして、こんなことも言われます。

SHOGENを見ていたらヒヤヒヤする。
自分を置いてけぼりにする瞬間をよく見るよ。
困っている人を見つけたら今すぐ助けてあげたいと思う気持ちはすごい優しいことだと思うよ。
でもね、世界中の人の心の中には喜びのグラスというものがあるんだよ。
その喜びのグラスが水で満たされていっぱいになって溢れたら、その溢れた分で人に愛を注げばいいんだよ。
SHOGENのグラスの中の水は枯渇しているよ。
この世の中で起きるすべてのトラブルの原因が、この水が擦り減っている人たちが誰かに何かをやってあげようとした時に全てのトラブルが起きるんだよ。
あなたの周りに幸せにしたい大切な人がいるのであれば、まずは自分の心を喜びで満たそうね。
それを本来、あなたたちは出来ていたでしょう?

ペンキ画家SHOGENさんがブンジュ村の人から教わった日本人の話

SHOGENさんが3歳の女の子に「ありがとうは言った?」「ただいまは言った?」と言っていると、不思議そうな顔をしてSHOGENさんの腕をぐっと掴み彼女が聞いてきました。

SHOGEN、肌と肌が触れ合うことっていうことが温かいっていうことが分かってて私にその言葉を言ってる?
SHOGENの言葉には、体温が乗っかってないから私には伝わらへんわ。
SHOGENはお母さんから抱きしめて貰ったことがないんでしょ?
私が抱きしめてあげるわ。

その後、村長さんから聞いた「当時の日本人が大切にしていたこと」は、

・抱きしめるように話す
・言葉に体温を乗せる
・言霊を乗せる

「抱きしめるように話す」というのは、夕日のように熱くもなく冷たくもない、温かいサーモンピンクの色で染まっていく(包み込まれていく)、これが「抱きしめるように話す」ということやでと、夕日を見ながら村長さんにSHOGENさんは教わりました。

* * *

エピソードはまだまだ続くので、ぜひ動画やSHOGENさんのSNSなどを参考にしていただければと思います。

* * *

この動画から得た、わたしの気付き。

2年前、何か世の中の役に立ちたいと自宅で図書館を始めた。
2年経ち、もっと活動を大きくしたと動いたところで、思いがけない住民トラブルに巻き込まれ、全てが白紙となり、その後夫の転勤で東京へ転居することになる。

このことについて、わたしの幸せのグラスが当時満タンだったかというと、決してそうではなかった。
SHOGENさんと同じようにグラスは枯渇しているのに、誰かを幸せにしたいと身を削っていた。
もしあのまま活動を大きくしていたら、もっと大きなトラブルになっていたかもしれないし、自分自身が幸せであったかどうかも分からない。

一度その場所(環境)から離れて考えなさいと今の時間をいただいているような気がした。

まずは自分の幸せのグラスを満タンにするために。

幸せになるためのヒントを朝から頂けて嬉しかったので、皆さんにもシェアしたいと思いました。
参考になればわたしも嬉しいです。






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