憎しみの少ない、悪口の少ない世界に住みたい。
これが、私の今の目標です。

そう思ったのは、私自身が憎しみとらわれ、憎しみが憎しみを呼び寄せ、毎日死にたい気持ちで生きていたからです。

自分の行動がきっかけで、自分が一番大切にしているものを失いました。
そんな行いをした自分自身を許さず、厳しく罰していました。
そうしていれば、自分が道徳的に良い、正しい人間になり、全ての出来事が自分を”正しく”あるためにあったのだと、思える気がして、自分が課したルールを守れないときは自分を責めていました。

その時は、自分を責めている、なんて気がつきもしませんでした。
自分で自分を不幸にしているなんて思いもしていませんでした。

それからの間、いろんな本を読んだり、カウンセリングやコーチングを受けたり、自分の振り返りをしていく中で、気づきました。
「私がしたことはよくなかったかもしれないけれど、私自身がダメなわけではない。私が笑って、幸せでいるだけで、幸せに思ってくれる人がいる。そっちを向いて生きよう。」

今でも許せないことはあります。でも、その不快感すらも自分を知る手がかりで、愛おしいものと少しずつ思えてきました。
まだまだ、修行中です。

それでも、私の経験が、少しでも、誰かの役に立ちますように。