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旅のあれこれ:ミケランジェロって天才(いまさら)@フィレンツェ

ミケランジェロって美術史の中でも重要なすごい人でダ・ヴィンチの永遠のライバル、という漠然とした知識はあったのですが、実際にバチカンで「最後の審判」や「ピエタ」、フィレンツェで「ダヴィデ像」を見たことで、「マジでこの人の技術って人間離れしてるな!」と実感しました。

そして私は絵画より彫刻が好きだ、と「ピエタ」や「ダヴィデ像」を見て思った。

フィレンツは街並みも世界遺産だし、美術館もたくさんあるし、いいお買い物もできて、とても居心地のいい街でした。

またイタリアに行くことがあったら、ローマすっ飛ばしてもいいからフィレンツェの滞在時間を取りたい!と思うほど。
この旅でも一番長居した街だったと思う。

「ドゥオーモ」や「ウフィツィ美術館」などももちろん行きましたが、一番印象に残った美術館は、「アカデミア美術館」。

旅友ちゃんに「近くにダヴィデ像がある美術館があるっぽいから行ってみたい」と提案して行ったんだけど、マジでここ、行ってよかった!

私たちも2回くらい入り口をスルーしてしまったくらいこじんまりした美術館なのですが(ぶっちゃけダヴィデ像のためだけの美術館だと思う)、ダヴィデ像、本当に素晴らしかったです。
美術の教科書やらなにやらでよく見たダヴィデ像って、「黄金比でめっちゃいいカラダのはだかのイケメンお兄ちゃん」くらいにしか思っていませんでしたが、こんなに美しい彫刻だったのか!!と圧倒されました。

180センチくらいなのかなぁなんて想像していましたが、想像してた100倍くらいでかく感じた!
台座で1メートルくらい、彫刻が4メートルくらいあるらしい。

ダヴィデ像ってもともとミケランジェロ広場にあったものなので(いまも広場にはレプリカがある)、デカいのは当然といえば当然なんだけど、やっぱり写真や本で見るだけじゃ分からないんだな、と、実物を見ることの大切さを学びました。

そして美術館内でも超絶良い、ダヴィデエリアにドーン!と置かれている。
高いドーム型のガラスの天井から光が射して、360度、すべての角度からぐるりと見上げることができます。

陳腐な表現だな、と思うけど、「動き出すんじゃないか」ってくらい美しい。
大理石なのに、うっすらした脂肪の感触が伝わってくるくらい。ここをつまんだら、きっと皮がびよって伸びるだろうな、って思うくらい。

粘土や石こうじゃなくて石を掘って作り上げたものなのに、なんでミケランジェロってこんなに繊細な人間の肌感を表現できるんだろう?と感動しました。

しかも20代の時にこれを作ったんでしょ??(ピエタも20代で制作したらしい)

なんなの!この人!!!!
さすがダ・ヴィンチと並ぶ天才だけど、なんかもう天才通り越して怖いよ!


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