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【871/1096】明日起きるのが楽しみな日常

過去から現在につながって生きてきたのだ、と思っていると、自分の過去がこれからを決めるような気になってくる。
たしかに過去に体験したことを糧にして、未来をつくるということはあるので、そのような側面もある。

けれど、過去は未来を決めない。
過去にひどい体験があり、そのことの影響を強く受けたとして、大人になってもそれをずっと再現しつづけるしかないということはない。
子どもの頃の環境がどんなに劣悪であったとしても、大人になって立派に生活を営んでいる人はたくさんいる。
とすると、過去が未来を決めているのではないということだなと思うのだ。

その逆で、未来は過去を変える。
過去の出来事そのものは変わらなくても、その受け取り方が変わると過去そのものが変わる。
未来の自分が過去を変えるのである。

それなら、どのような未来を自分はつくるのか?ということのほうに意識を向けたほうが健全だよな、と思った。

ついつい、自分の癖として過去に起きたことの原因を探ってあーでもないこーでもないといじくりまわして楽しんでいたが、最近それがさっぱりなくなってきた。
自分の過去が変わったからである。
過去から引きずってきたものがずるずると重くのしかかっていたような気がしたが、何のことはない自分が手放さないでひきずっていただけであった。

ただ、そのことに気がつく必要がある。
気がついてやめる、というのは自分がするしかない。
自分が何をしているのかをちゃんと観ることだ。

「明日の朝、起きるのが楽しみ」と思っている人と、そうでない人は日常生活で幸せを感じる力が変わる。
これは、自分がそうなってみて、実感したことである。
全然違う。

明日の朝、起きるのが楽しみだ!という人生になると、多少のきついことや苦しいことがあっても、まあ耐えられるし、焦ったり不安になったりする頻度が激減する。そして、なにより日常生活が安定する。だいたい規則正しく、よく寝てよく食べて適度に動く。

明日なんか来なければいいのに、と思っていた頃は、日常生活はどんよりしていて、いつも焦って不安でいて、すぐに無気力になった。そういうときは、自分などなにもないと思って、どうでもいいように扱ってしまう。
日常生活も、生活習慣が乱れがちで、昼夜逆転したり、夜遅くまで寝られなかったり、朝起きられなかったり、ご飯を抜いたり、変な時間に食べたり、働きすぎてへとへとで、動くのはおっくうでなにもしないという感じのことを平気でしていた。

日常生活が変わるのは習慣が変わるからであるが、その習慣はひとつひとつの所作が変わるだけでどんどん変わる。
未来は自分でつくるっていうと、なんだかちょっと壮大なことを成し遂げるのか?!と思ってしまいがちだが、そうではなくて、ただ日常の所作を変えるだけである。
息を止めていた所作を、息が止まらない所作に変える。

これが、結局のところ、「明日起きるのが楽しみ」な日常になる第一歩だった。

というわけで、ぜひ、息が止まらない所作で日常を過ごしてみてほしい。
すべての所作が息が止まらなくなると、過去も未来も変わります。そしてもちろん、今も。

では、また。



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