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【867/1096】怒り(イライラ)をどうにかしようとしなくていい

呼吸のお稽古、今月のテーマは「怒り(イライラ)」。
2月に入り、立春を迎えて陽の気があがってきているので、わりとイライラしやすいのではないか?と思い、2月にこのテーマを持ってきたがどんぴしゃだったよう。

理由なく、意味なく、なんかよくわからないけど、やたらとイライラするみたいなことが起きる。

そういうとき、何かいろいろ原因を探そうとか、理由を見つけようとかしてしまうけど、ただ単に気候の変化に身体が追い付いてないというようなことだったりする。

イライラするとき、だいたい息があがっている。
身体のどこが反応する?と聞いてみると、頭だったり、腹だったり、胸だったり。
要は上半身に反応しやすい。
上半身に力みが入りやすいし、息が止まってたり、詰まってたり、浅くなっていたりする。

イライラしたとき、イライラしているのをなんとかしようとしなくてよくて、その上半身の力みをほぐしてあげると何か変わる。

そうすると上半身をととのえる動きをするか!となりがちなところではあるが、今日は足。
足に、手を変え品を変え、地味な動きで刺激を入れる。

イライラと怒りを感じているときに、足がすっぽぬけている、足の感覚が薄くなっている、という感じが出る人が多い。
なので、足、あるよー!的に、足に刺激をバッチリいれて、目をぱっちり開けて覚醒する動きもやってみる。

しっかり刺激を入れて、足の裏で地面をとらえる感じがしっかり出て、歩いてみると「えー!全然違う!」という状態になってみると、イライラしたことを思い出しても、ストンと落ちて抜けていく。
「なんか、大丈夫な感じがします」
との感想があった。

足がちゃんと地についていると、なんか大丈夫になる。
イライラしていることがあっても、それを身体にとどめておかずに流せるようになる。
これは、自分が体感覚でつかんだものなのだけど、人にやってもだいたいそうなるので、人類共通のなにかがあるんじゃなかろうか?と思っている。

ついでに、上半身を緩める(特に胃の上部、みぞおちあたり)と、このイライラとだいぶ距離がとれて、遠い感じになるし、扱いやすくなる。
でも、実際に自分の感情をコントロールするとき、(コントロールとは我慢するためにとか、こんなこと思ってもしかたないのだからみたいにすることではなく、感情を感じるということをするコントロールと言う意味)足がないとうまくできない。
足腰が大事、と昔から言うけれども、イライラにも足が大事なのである。

今日は、足が楽になると呼吸も楽になってることを実感してもらって、イライラしても大丈夫という自信を持って帰ってもらった。
次、イライラするのがちょっと楽しみになるかもしれない。

では、また。

☆呼吸のお稽古(継続クラス)
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