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【他人事ではない】脳梗塞について

こんにちは

健康であることは、本当に有難いことです
体調を崩してみて、再確認できる感覚です

最近、身近な人が脳梗塞を発症してしまい、
入院生活を余儀なくされております

幸い、早期発見できたことで、
命に関わることはないようです

しかし、年齢など関係なく
決して他人事ではないと思い
今回は脳梗塞についてのお話をさせていただきます


脳梗塞とは

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脳梗塞は脳の血管が詰まり、
血流が止まってしまう大変怖い病気で、
脳の組織が酸素・栄養不足によって壊死、
もしくは壊死に近い状態になってしまうそうです

また、脳梗塞は

・アテローム血栓症脳梗塞
・ラクナ梗塞
・心原性脳梗栓

の3種類に分類されるそうです

この中で日本人が最も引き起こしやすいと
されているのが、ラクナ梗塞だそうです


ラクナ梗塞とは

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ラクナ梗塞の「ラクナ」とは、
ラテン語で「小さなくぼみ」という意味で
脳の深い場所に発生する直径15mm以下の
小さな脳梗塞のことだそうです

脳の奥には、太い血管から枝分かれした
穿通枝(せんつうし)と呼ばれる細い血管があり、
この穿通枝の先が詰まるのがラクナ梗塞だそうです

特に高齢者や男性に多く発症する傾向があるそうです

脳の太い血管が詰まる脳梗塞の場合は、
脳の神経細胞が広範囲にダメージを受けるため、
体のまひや言語障害など、
さまざまな症状が現れるそうです

ラクナ梗塞は、ダメージを受ける部分が小さいため
症状が現れないことが多く、
無症候性脳梗塞とも呼ばれているそうです

そのため、ラクナ梗塞が起こっていても、
気づかないことがよくあるそうです

ただし、症状がなくても安心はできません

放っておくと、本格的な脳梗塞や脳出血を発症したり、
認知症になるリスクが高くなってしまうそうです


ラクナ梗塞を引き起こす原因として注目されているのが
高血圧だそうです

例えば、
上の血圧が120未満かつ下の血圧が80未満の人に比べ
上の血圧が140以上または下の血圧が90以上の人は、
脳卒中の発症率は約3倍高くなるそうです

高血圧が長期間続くと、
穿通枝の抹消で動脈硬化が進行し、
ラクナ梗塞を発症しやすくなるそうです

また、2型糖尿病の人の3~6割に、
慢性腎臓病の人の4割に、
ラクナ梗塞が起こっていたとの報告もあるそうです

血圧を管理するためには、
まず食生活に注意し食塩の摂取量を減らすようにします

禁煙し、お酒を多く飲む習慣がある場合は改善します

そしてウォーキングのような有酸素運動を
1日に30分程度続けて行えば
血圧を下げる効果が期待できます


脳梗塞は脳卒中の一種

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ちなみに、脳梗塞と脳卒中の違いについて、
ご存知ですか?

脳卒中は脳の血管の病気の総称だそうです

脳の血管異常で起こる病気を脳卒中といい、
脳梗塞は脳卒中の一種になるそうです

その他にも脳出血や、くも膜下出血も
脳卒中に分類されるそうです

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脳梗塞の症状

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脳梗塞を発症してしまうと
さまざまな症状や後遺症を引き起こします

しかし、多くの人が脳梗塞の初期症状を
見逃して放置してしまうことがあるそうです

脳梗塞は、初期の段階では
症状らしい症状がほとんどないそうです

ある日突然、発症の危機が迫ると
顔面神経麻痺や言語障害、感覚障害などが
症状として現れるそうです

具体的に挙げますと、手足、顔の半分が麻痺
もしくはしびれる、
他人の言うことが理解できない、
意識はあるのに自分で立ち上がれない、
片方の目が見えない、
といった症状が
ある日突然起こるそうです

これらの症状は一過性脳虚血発作(TIA)といって
そのほとんどが短期間(通常2~30分)で
消えてしまうそうで
そのまま受診することなく
放置してしまうケースが少なくないそうです

しかし、そうすると3ヶ月以内に、
4~20%の方が脳梗塞を引き起こしてしまうそうで
約半数が48時間以内に
脳梗塞を発症するとされているそうです

何か違和感を感じたら、
迷わず医療機関を受診した方が良いでしょう


命に関わる場合も

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一度脳梗塞を発症させてしまうと、
病院に搬送されるまでに死亡されるケースも
少なくないそうです

大切な命を取り止めるためにも
脳梗塞の治療は、時間がすべてなのだそうです

ちなみに以前勤めていた会社の同僚が
ある日突然食事中に座りながら意識を失い
救急搬送をされ、緊急手術…

あと少し救急搬送が遅ければ
亡くなっていたかもしれないと告げられたそうです

あれからもう5年以上経ちますが
社会復帰の道は断たれ、
デイケアを利用しながら家族の介助が必要だそうで
まだ若いですがQOLの改善には至っていないそうです


若年層でも脳梗塞が増えている

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脳梗塞の原因として、動脈硬化や不整脈などが
指摘されております

しかし、若年層は必ずしも
それらに当てはまらないそうなので注意が必要です

例えば首をひねる運動によって
脳動脈外解離を引き起こし、
それがくも膜下出血に繋がるケースもあるそうです


女性はうつ病によって脳卒中リスクが高まる

うつ病により脳卒中を引き起こしてしまうリスクは
高齢者よりも若年層だそうです

よって、うつ病に合わせて脳卒中予防や
治療の必要性を訴える声が
年々高まっているそうです

男性は30代以降に心筋梗塞の発症数が
増えるのに対し、
女性の場合は閉経した後、
60代以降に発症数が増えるのが特徴だそうです

ちなみに男女の発症率が等しくなるのは
70歳を過ぎたあたりだそうです


脳梗塞は冬よりも夏に多い病気?

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脳梗塞や脳出血やくも膜下出血といった
脳卒中は、冬に起こりやすいと
これまで言われてきたそうですが
厚生労働省の調査によりますと
驚くべきことに脳梗塞は冬ではなく
夏に一番多いことが示されたそうです

脳梗塞の原因の血栓は脱水時にできやすく、
発汗で水分が失われがちな夏が
非常に危険なのだそうです

そのため、水分補給はこまめに行ないましょう


また、冷房は発汗→脱水を抑え、
脳の虚血を抑える効果があるとされているそうです

しかし、朝から晩まで冷房を使用すると
逆効果になる危険性もあるので
空調の使用に関して十分注意しましょう


脳梗塞を疑ったら

もし、
・ろれつがまわらない
・脱力感
・複視
・めまい
・体がしびれる
・片手、片足が動かない

といった自覚症状がある場合は、
早急に脳神経外科や神経外科などを
受診されることをオススメします

検査時間は30分程度で、保険が適用されます

また、仮に脳梗塞を発症した場合でも、
発症から2時間以内に適切な治療を行うことができれば回復の見込みが向上するそうです


タイムリミットは3時間

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仮に2時間を過ぎてしまっても
3時間以内であれば、
tPAという血栓溶解薬を
静脈内に点滴する治療法を行うことができるそうです

tPAを使用できない場合は
脳血管内治療というカテーテルを用いた
治療法を行うそうです

この治療は発症より6時間以内で、
CTまたはMRI検査で
脳梗塞の初期所見が軽度な場合に
効果があるとされているようです


40歳を過ぎたら、脳ドックを受診しよう

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脳ドックは
脳・首・心臓の検査ができます

MRI、頸動脈超音波、心電図・エコーを使い
検査をおこないます

頸動脈による動脈硬化や
不静脈などの持病があると
脳梗塞のリスクが必然的に高まるので、
脳だけでなく首や心臓も一緒に検査するそうです

以下の点に3つ以上当てはまるようなら
一度脳ドックを受診されることをオススメします

・高血圧
・不整脈を疑われている
・糖尿病を疑われている
・喫煙者
・ほぼ毎日飲酒する
・総コレステロール値が高い
・塩辛いものがやめられない
・慢性的な運動不足
・怒りっぽい
・太りすぎ


生活習慣の見直しが、予防のすべて

中高年と称される年代に入ると、
家庭の問題があったり
仕事で責任のあるポジションに立たされたり
さまざまなストレスにさらされ
どうしても生活習慣が乱れやすいものです

40歳を過ぎたら、
適度な運動、バランスのとれた食事、
質の高い睡眠を心がけましょう


生活習慣を改善すれば、
脳梗塞の発症リスクは抑えられますが
自分ではきちんと目標を立てて
やっているつもりでも、
十分ではないことが多いので

定期的に検査を受けることをオススメします


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

ある日突然、いつもの日常生活を断たれ
不自由な入院生活を余儀なくされたり

『これから先、どうなってしまうのだろう』と
毎日不安に襲われたりします

そうならないためにも、常日頃から
生活習慣を整えるのは基本中の基本

病気になってからでは遅いのです

いつまでも楽しい健康生活を送るためにも
今一度ご自身の生活習慣を見直してみては
いかがでしょうか

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