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グルテンって本当に体に悪いの?

こんにちは

腸活やヘルシーな食生活の嗜好から、
グルテンを含む小麦を使ったパンやパスタを
普段は食べないようにするなど
グルテンフリーを実践する人が多いと思いますが

ストレスを感じるまで我慢して
小麦を抜く生活を送るのは何か違うような気がします

ちなみに、
小麦は本当に体に悪いのか、
そしてグルテンフリーが体にもたらす影響って
どんなんだろう?

色々調べてみたのでまとめてみます


グルテンは本当に悪いの?グルテンを控えるべき本来の理由とは

グルテンは小麦に含まれるたんぱく質のことで、
グリアジンとグルテニンという成分が
水と合成されグルテンに変化します


グルテンは水を加えると弾力性と粘着性を発揮し
パンやパスタがモチモチとした食感に
仕上がるのはこの性質によるものです


小麦を使った食品は身近に溢れていて
少し前までは抵抗なく食べていましたが、

なぜ小麦は健康に良くないというイメージが
ここ数年広がったのでしょうか

原因は、
小麦アレルギーの影響だと考えられます


小麦アレルギーの存在が小麦を悪者にしている?

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近年、たんぱく質であるグルテンが
小麦アレルギーの主原因とわかり
グルテンアレルギーとも呼ばれるようになってから
小麦が悪者扱いされるようになってしまいました

ちなみに、
食物アレルギーの原因の大半が
食品に含まれるたんぱく質だと言われているようです

食物を摂取した際に体が特定のたんぱく質を
異物と認識し、

抵抗するためにIgE抗体と呼ばれるたんぱく質が
過剰に反応してアレルギー症状を引き起こします

発症のタイミングは、
体がたんぱく質にさらされ続け

限界値を超えたときや
大人になって発症する人は
感染症にかかり免疫力に不具合が生じて
引き起こす場合があります

医療機関でIgE抗体検査を行い
グルテンアレルギーと診断された人は
小麦を避けるべきですが

基本的にアレルギー反応がない人は
グルテンフリーにする必要はなく
小麦を食べても健康被害はないそうです


好きなのに食べられない…グルテンアレルギーの苦悩

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パン、パスタ、お菓子、うどんなど
多くの食品に含まれている小麦ですが

IgE検査は陽性だけど
しかしパンが好きパスタが大好き、という人も
多いと思います


私の『ネコアレルギーだけど猫が好き』
というのと、とても似てます

好きなのに接触後苦しくなるのは
とても悲しいです…

以前はグルテンアレルギーの影響で
食事の選択肢が狭くなり
食べる楽しみが減ったり
会食の席で肩身の狭い思いをしたり
食事にストレスを抱えることがあったと思います

しかし最近では
小麦の代わりに米粉などを使った
グルテンフリー製品のラインナップが広がり、
グルテンアレルギーの人も
今まで通り食事を楽しめるようになりました


アレルギーがきっかけで代替食の選択肢が増えた

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グルテンが
アレルギーを引き起こす原因物質・アレルゲン
だとわかり、
小麦を好まない人たちが増えたのは事実ですが

一方で
グルテンでアレルギー反応が出ることが浸透したことで
グルテンフリー製品のパンやお菓子の種類が
市民権を獲得し、

グルテンアレルギーの人の食生活が
豊かになったように思います


また、小麦を控えると
たんぱく質不足を懸念されますが
たんぱく質は肉、魚、卵、豆、乳製品など
小麦以外からも摂取できるので心配ありません


IgE検査を受けておらず
用心のためにグルテンを控えたいという人は
小麦以外の食品からたんぱく質を補給し
栄養バランスが崩れないような食生活を
心がけましょう



グルテンフリーを実践する人たちが信じるリーキーガット症候群とは

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グルテンアレルギーでなければ
小麦を食べても健康被害はないそうですが

しかし近年、グルテンは
腸の粘膜を傷つけるという説が広がりつつあるようです

メカニズムは、グルテンが腸を傷つけ
腸の細胞同士の結合部に隙間ができ
そこから有害物質が血液中に流れ出し
疲労感、下痢、便秘、腹痛などの不調が
現れるそうなのです

これらをリーキーガット症候群と呼ぶそうで
リーキーは漏れ出す、ガットは腸
意味することから
日本語では腸管壁浸漏症候群腸漏れ
訳されるそうです

腸の細胞同士の隙間が広がることを透過性と言い
リーキーガット症候群は透過率が上がった状態を
指すそうですが
医学的には疾患と認められないそうです

PMCという、アメリカ国立衛生研究所が運営する
専門家たちによる審査を経て公開される
オンライン論文アーカイブで公開された
マイケル・カミレリ博士の論文によると、

腸の透過性は病気や食物をはじめとする
アレルギーの副次的な影響であり、

腸の透過性そのものが体の不調を
引き起こすことはないと明言しているそうです

腸の透過性が病気の原因であれば
透過性が改善すれば病気は良くなると
考えられますが、

腸内環境が整い透過性が改善されても
病気の程度や治療効果に影響はないことが
わかっているそうです


また過去の研究でも、
健康な動物に意図的に
リーキーガット症候群を引き起こしても
病気にならないことが立証されているそうです

食べ物に関する様々な説がありますが、
特定の食べ物に悪のレッテルを貼る情報は
情報元や医学的な見解などを
きちんと自分自身で確認し、

情報に振り回され過ぎないように
気を付けることが大事です


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

グルテンを摂取して
リーキーガット症候群になるのは
グルテンアレルギーにより
体内に炎症が生じた結果と考えてよいそうです

アレルギー反応が出ない人にとって
リーキーガット症候群を心配する必要はなく、
またリーキーガット症候群自体が
病気の引き金にならないそうです

腸の透過性は、
病理検査をしてみないと診断できないため
自己判断で食生活を変えて
栄養バランスを崩させないように注意しましょう

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