見出し画像

酒粕レシピ・発酵食


実は発酵オタク



アーユルヴェーダオタクを名乗り、
アーユルヴェーダについて書いていると、
さぞかし食事もスパイスを多用した変わった食事をしていると思われそうですが、
日々の食卓は断然、和食が多いですし
和食大好き人間です。


アーユルヴェーダより、実は発酵食の方が得意です。趣味で資格もとるくらい、発酵オタクです。


梅干しは毎年漬けますし、味噌も2年に一度作ります。
そう言うと、え?と言われる事もあります。
(あまりそういう事してるようには見えないらしい)
自分でもマメなタイプではないのは分かっているので、多少面倒な気持ちはあるけど、自分の家で作ったものっていざという時も自分を助けてくれるんです。


梅干しは弱った体には薬代わりになりますし、
味噌も健康にはなくてはならない材料。
それになにより経済的です。


味噌や梅干しを作ることになったきっかけ


意識が高いとか、そんな崇高な理由はなくて、
病気になったから。症状が良くなくて救急車で搬送レベルの、です。


ただ単に健康でいたい。と切に願いました。
しかも、経済的にも無理がなく、負担にならないやり方で、がスタンスです。
漢方にも頼った時期もありましたが、なんせ、
高い!!高すぎて続きませんでした。
体に良いのは分かりますが、
あんな苦すぎるものを毎日、しかも3度も飲むのも苦痛でした。


その結果、調味料だけでも自分で作るようになったんですよね。


日本人であること、根本に戻る

外食もしますし、インドやネパールカレーも
大好きなんですけど、戻るのはやっぱり
梅干しとご飯とお味噌のある食事です。
納豆やだし巻き卵って、定期的に食べたくなりませんか。


アーユルヴェーダオタクと言っても
やはり根本が日本人なので
長年お米と野菜、発酵食である味噌汁に慣れている体をいきなりインド人のやり方を真似したとて、
それが良いかどうか吟味している間に人生が終わります。


わたしはアーユルヴェーダの視点を和食に取り入れているので、日本では手に入りにくい材料をわざわざ買って作るようなこともしていません。


健康で生きていくには、
何を食べるか?ももちろん大事ですが、
何を食べないか?
同じくらい、いやそれ以上に大事。


自分の体質や消化力を見極めてから
余分なものを増やさないこと、が健康の秘訣。
自分の体質に合ったもので、食事も満足できるもの、を考えたらやはり和食は理にかなった食事だと思うんです。

発酵食を食べる理由

アーユルヴェーダを学べば学ぶほど、
日本食、発酵食の素晴らしさに気づいたのも
変えようのない事実です。

日本人の消化力に合った食事であり、
負担のない、食べ物はやはり和食です。

古くから伝承されてきて、今も尚残っている
酒蔵も日本の食卓には欠かせない味噌の原料である
麹を扱う場所でもあり、
酒粕を使ったレシピも生まれました。

何よりも日本酒が好きなので、酒粕レシピは
私にとってはアーユルヴェーダと同じくらい、
大事にしています。

そんな中でのお気に入りに一品。
酒粕で炒めた人参のレシピを紹介しますね。


酒粕を使ったレシピ

「寺田本家の酒粕レシピ」から作ったもの
酒粕ペーストの作り方
材料
酒粕  300g
水   300g
塩   6g(酒粕+水の分量の1%)
鍋に全ての材料を入れて弱火にかけ、
ふつふつとしてきたら火を止める。
そのまま冷ます。冷蔵庫で約1ヶ月もつ

このままでも良いですが、フードプロセッサーにかけるとより滑らかで扱いやすくなります。

酒粕レシピには酒粕ペーストが必要です。
面倒ですが、これを作ってしまえば、冷蔵庫で1ヶ月もつので万能調味料としてあらゆる料理に使えます!


酒粕は好き嫌いは分かれそうですが、アルコールを飛ばしているので、子供でも食べられます。
人参の甘味を感じられて、酒粕も炒めることで、香ばしくなります。

作り方は簡単。


材料
人参1本
ごま油
酒カスペースト 大さじ1
塩 適量

人参を食べやすく知って、ごま油で炒める。
しんなりしてきたら、酒粕を加えて
お好みで塩を入れる。



アーユルヴェーダ視点から発酵食を見たら
新鮮ではなく、時間が経っているという理論から
「腐敗したもの」に入るのですが、実は発酵食品は
なによりも「生きた食べ物」です。
微生物が生きていて、酵素がたくさん含まれています。

酵素は消化、吸収、代謝、排泄に必要で
酵素がないと生きていけません。
インド人も知らない日本人だけの知恵。
それが発酵です。

参考にしたレシピはこちら。

創業三四〇年の蔵元 寺田本家の酒粕レシピ寺田本家蔵人 なかじ


なかじさんは現在、寺田本家を離れ、独立されて
発酵食を教えています。

お読みくださりありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?