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世の中悪い奴ばっかりであたりまえ

先日行われた国連の安保理で久々に米国が拒否権を発動しましたね。(パレスチナ・ガザ地区での『人道的な即時停戦を求める決議案で日本など13カ国は賛成し、英国は棄権したhttps://www.bbc.com/japanese/67668551)。
米国は孤立、世界から非難を浴びています。米国は何でここまでしてイスラエルの肩を持ち続けるのか?
と、いきなりすいません!
急にどうした?と思われるかもしれませんが、2024年、不穏・不明瞭な時代を紐解くキーワードとして提供できればと思って今回は書きます。キーワードは「ユダヤ」です。

ユダヤ人は世界に約1500万人いるのですが、そのうち680万人がイスラエル、米国には600万人住んでいます。この2国で80%以上、つまり米国は第二のイスラエルともいえるわけです。(なるほどね)
特徴的なのは、この人たちはほぼヨーロッパからの移民ということです。
米国は元々移民の国なのでそこまで問題になりませんが、パレスチナの方はそこに住んでいる人がいるのに「実は2000年前、我々はここに住んでいた」
と言ってどんどん入植してしまったので、今日の紛争につながっているわけです。

https://www.youtube.com/watch?v=kg2fKwUgzNo

一方、米国のユダヤ人。「第二のイスラエル」といっても、米国人口の2%に過ぎません。しかしこの2%が金融界・政界・メディア界を牛耳っていると言われています。
実はハリウッドでもユダヤ人は確固たる位置を占めてます。ウッディ・アレンなどは有名ですが、○○バーグとか〇〇タール、〇〇シュタインみたいな名前の方はユダヤ系ですね。とにかく偉い人が多い。
メディアも、ニューヨーク・タイムズなどクォリティペーパーと呼ばれる新聞がユダヤ系です。知識層の支持も得やすく、世論も味方につけやすいでしょう。
つまり構造としては、米国のユダヤ人は表に裏にイスラエルのユダヤ人を支援しまくるわけです。特に民主党政権の場合は移民の票が欲しいですから、国際紛争にも首を突っ込む。バイデン大統領はだから、どれほど非難を浴びようともイスラエルとは切れない。(トランプ共和党政権になると変わる可能性があります。)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/489097.html

ただ、素朴な疑問として、
「同じ民族でも、国が違えば利害が異なるのにそこまで連帯する必要あるの?」
と思いますが、そこがこの民族最大の特徴で、2000年もの間、国土がないのに異国の地にバラバラになった同胞たちと同じ意識やつながりを保ってきたという強烈な精神性があります。
そしてこの精神性が一方でグローバル思考の先駆けとなり、ロスチャイルドなど国際金融資本をはじめとした世界を飲み込む企業群を生み出し、もう一方で、ポグロムやホロコーストなど欧州での悲惨な迫害の歴史を踏まえて、「約束の地」イスラエルで踏ん張る同胞をなんとしても守ろうというパワーへとつながっていったのでしょう。

ただ、アラブの国々としては大迷惑なわけで、1948年国連で散々反対したにもかかわらず、米国と厄介払いしたい欧州の国々がイスラエル建国を認めてしまったため、西欧諸国への恨みが増大、その後イスラム原理主義が勃興、数々のテロを誘発していくことになります。
(日本はこの時、米国占領下で「国」としてはないので参加してません。)

翻って現在、民主主義が「善」で、何があったとしてもテロは「悪」だと考えれば、我々は中東で周りを「非民主主義のイスラム教国家」に囲まれている中東唯一の民主主義国家イスラエルを応援すべきでしょう。どう思いますか?
ハマスの残虐行為は許しがたいし人質は即時釈放してほしいわけですが、お互いを国として認めるところまでもまだできてない、相手は「この地上から抹殺すべき」存在なのです。解決するのはちょっと難しい問題だと気が付いていただけましたでしょうか?
さらに米国が「もう一つのイスラエル」として動く時、メディアも一緒に動かしますから、我々日本人は何が正義なのか?よくわからなくなります。きっと日本政府も見失ってるのではないかと思うほどです。2024年バージョンの日本人はここに気づけるようになりたいですね。上っ面の現象面や美辞麗句の印象操作惑わされず、本当の言葉をチョイスする能力がないと、再び来るであろう「戦争の時代」に生き残っていけない。世の中悪い奴ばっかりであたりまえなんですよ。


イスラエル軍は多くの女性兵士がいます。大抵は後方支援ですが、一部戦闘部隊に配属されるものもいます。またウクライナ軍も遂に戦争で女性兵士が前線に立つようです。私はこういう“男女平等”は違うと思います。女性は人類の宝でしょう、殺し合うのは男でたくさんです。


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