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世界は終わらない/益田ミリ






益田ミリさんのコミック、
「世界は終わらない」
を拝読しました📖´-
(2023,9,5 読了)





昨夜ヘトヘトになって深夜遅くに帰宅して、コンビニ弁当を食べながら哀しくなった私は、目の前のお気に入り作家専用本棚をボーっと眺めていたのです。
そうしたら、益田ミリさんコーナーに積読されているコミックがあることに気づきました。


コミックは大体購入した日に即座に拝読するのになんでこの一冊は積読していたのかと不思議に思い、この機会に拝読することにしました。
読み始めてみたら何となく前に拝読した気がするなと思いつつも読み進めていって。
書店員の土田くんの心との対話に大いに共感して。


オレの人生こんなはずじゃなかったとは思わない
でもってこんなもんだろうとも思わない
じゃあ、一体どう思ってんだよオレ!?





昨夜の私はまさにこんなことを自問自答しながら自転車漕いでました。
プライベートもお仕事も、心身ともに悲鳴をあげてるほど頑張ってるはずなのに何一つ報われず、1人寂しくコンビニ弁当なんか食べなきゃいけない自分が惨めで。
悲鳴をあげている割には倒れれない強靭な自分の体が憎らしくも感じて。
{私なにやってるんだろ}
と虚しくなってくるのです。



ちなみに今更本書の説明をしますと、「すーちゃんシリーズ」の番外編。
書店員の土田くん(32歳・独身)が自分の人生について考えを巡らせる物語です。



私の心の声を土田くんが代弁してくれ、自分の心とも向き合わせてくれます。

人生の意味ってなんだろう
って問わなくてもいいんじゃねえか?
と、オレは思ったのだった
どういう人生に仕上げていくのか
人生のほうから事あるごとに
「どうする?」
って、オレに聞いてきてる気がするってゆーか
それにコツコツ答えつづけていけば
オレの人生になる
なんてことを思ったり




そう
私は報われない、報われないって言っているけど、結局報われない方に向かわせているのは自分自身な訳で。
「どうする?」という問を無視するからこうなっちゃうんだと思います。
「どうする?」という問いにきちんと耳を傾けて答え続けないとなにも始まらない。



そんな風に土田くんを通して目の前の答えを見つけてスッキリしたと本を閉じようとしたら、最後のページに

この作品は2012年7月講談社より刊行された
「オレの宇宙はまだまだ遠い」を改題したものです。



と、記載されていました。
お察しの通り、これは再読でした。
前に「オレの宇宙はまだまだ遠い」は既読本でした。




改めて前回の感想を読み返してみると、前の時も私は土田くんを通して自分と向き合っていたんだなとなんだか可笑しくなりました。
心身ともにクタクタになって自分と向き合う必要が出てくると土田くんの力を借りたくなるのでしょうね。








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