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ダルちゃん1,2/はるな檸檬






はるな檸檬さんのコミック
「ダルちゃん1巻、2巻」を拝読しました📖´-
(2022,11,5 読了)







先に拝読した「れもん、よむもん!」がとても良かったので、はるな檸檬さんの他の著書も拝読していたいと思っていたところ、ちょうどブックオフにならんでいたのでパラパラっと立ち読みしてみたのです。
そしたら思わずその場で涙が出そうになったので、慌てて購入して連れて帰ってきちゃいました🫣


自己肯定感が低く、なんとか周りに溶け込もうと必死にもがいている主人公。
本当の自分は普通じゃないからと本来の自分を封印し、仮の姿で生きている姿はとても苦しそうで胸がギュッとなりました。



こういうのって多くの方が通る道ではないかと思うのです。
周りに合わせなきゃと人の目を気にしてしまっていたこと、私にもありました。
人の目が怖くて1人でコンビニにすら行けなかった時期もあります。
福岡から関東に飛び出して1人で行動せざるを得ない状況になり、また誰も知らない場で1からスタートさせる環境になったので、人目を気にするところから少しずつ抜け出せていけました。
さらに、「嫌われる勇気/古賀史健、岸見一郎」との出会いで人目を気にし過ぎていた自分がバカバカしく思えてきて、おひとり様を謳歌できるようにまでなりました。




今でも人目を気にしてストレスを抱えてしまうこともあります。
でも、自分に嘘をついてまで周りに合わせなきゃとはだいぶ考えないようにはなりました。
本書の主人公も良き出逢があり、少しずつ自己肯定感を高めていけるようになっていきます。
その姿はここまでの自分を見ているようで共鳴する部分が多くあったので涙が出そうになったのだろうと思います。
帰宅して直ぐに続きを拝読したのですが、やっぱり涙なしには拝読できませんでした。


「ダルちゃん 普通の人なんて この世に一人もいないんだよ
存在しないまぼろしを幸福の鍵だなんて思ってはいけないよ」




主人公ダルちゃんの救いとなり友人となったサトウさんの婚約者・コウダくんのこの言葉は特に刺さりました。
自分ももちろんのこと、他人のことも”普通”なんて言葉はまぼろしだと思えればもう少し優しい気持ちになれるのかもしれません。
”普通”という言葉で自分も他人も縛ってはいけない。
何が普通かなんて人それぞれなのだし、普通が本当に正しいことなのかも怪しいものです。



読了後、過去の自分に
「苦しかったね、よく頑張ったね」
と声をかけ抱きしめたくなりました。


私は心を掬ってくれるような本が特に好きなのですが、また新たに心を掬ってくれる人と出逢えました。
そして、本書もまた何度も再読することでしょう。














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