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愛と信念の言葉/ダライ・ラマ、野町和嘉(写真)



積読本📚の中から、『愛と信念の言葉』を拝読📖しました。





本書は、写真家・野町和嘉さんが撮影されたチベットの日常の風景や、僧侶たちの数々の写真と、ダライ・ラマ法王14世の言葉が収録された1冊です。



私が、ダライ・ラマ法王14世のことを知ったのは、1997年のアメリカ映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』。
当時20代前半だった私は、この作品を視聴して大変感動しました。
今年に入ってまた再視聴したのですが、やはり感動し覚悟を決めたダライ・ラマ法王14世の言葉に胸を打たれたのです。


そんなダライ・ラマ法王14世の言葉が散りばめられた本書は、今まさに拝読するタイミングだったと感じます。
どの言葉も素敵なのですが、特に心打たれた言葉は3つ。

『本当の愛と執着を区別しましょう。
前者は、理想的には何の見返りも期待せず、状況に左右されません。
後者は、出来事や感情しだいで変わります。』


『ゆるしの気持ちを身につければ、その記憶にまつわる負の感情だけを心から手放すことができるのです。
ゆるしとは”相手を無罪放免にする手段”ではなく、”自分を自由にする手段”です。』


『二十一世紀は対話の時代です。
平和の実現に向け、外面的にも内面においても武装解除が必要です。
原子爆弾をなくすことも必要ですが、一人ひとりの心の中から武器をなくすことで、外的にも変わっていきます。』




私が抜粋した3つの言葉で、このタイミングで本書を拝読するべきだったことがお分かりになるかと思います。

ココ最近、心が荒んでいたと自覚はある。
心の中武器を装備し、臨戦態勢になっていました。
どうしても許せないことがあり、そのせいで何も前向きに考えられなかった。


そんな私に、本書を通してダライ・ラマ法王14世が、肩をポンポンしながら宥めてくれたような気がします。
そして、野町和嘉さんのお写真もとても癒されました。


ここで、ダライ・ラマについて少々。

ダライ・ラマとは

ダライ・ラマとは、チベット仏教ゲルグ派の法王の尊称。
チベットの教化主である、観音菩薩の化身の生まれ変わりで、人々を導くために輪廻を繰り返すとも信じられている。

ダライ・ラマは世襲制ではなく、ダライ・ラマの没後に、その魂がだれかの身体に入って、後継者が決定されるといわれている。
後継者は少年で、その特徴が発表されると、僧侶がその特徴にあった人物を探しだし、ダライ・ラマを継ぐ者になる。
en parより



ダライ・ラマ法王14世

1935年農家の子として生まれる。
4歳の時にダライ・ラマ14世として認定され、1940年に即位、1951年までチベットの君主の座に就いていたが、1959年に反中国のラマ教僧侶、貴族、数万の一般民衆がラサ市で起こした“チベット反乱事件”(チベット動乱)でインドへ亡命。
亡命後は、法的には領する国土をもたない亡命政権の長という地位にありながら、世界中にちらばるチベット民族に対して政教両面において指導的立場にある人物と目されている。
wikiコトバンクより








現在86歳になったダライ・ラマ法王14世。
まだまだ素敵な言葉を残して欲しいものです。






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