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お悩み相談>母親失格。見ると途方に暮れる。何から手をつけたらいいのかわからない。

こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

今日は、今日はnoteサークル「捨て活部」に寄せられたご相談にお応えしていきたいと思います(掲載許可を頂いております)。

ーご相談ー

1)お悩みの元になっているのは、どんな現状ですか?

洋服を全部詰め込んである部屋。
お下がりでもらったものをまず入れて。そこから取り出す。

上の子が着れなくなっても下の子が着るかもしれないから一度保管していた。あと1人子供が欲しくて全て保管してきた。
けどもう諦めたから、途中からどんどん処分するようになって、これでも少し片付いた。

でも、見ると途方に暮れる。何から手をつけたらいいのかわからない。いや、わかってるけど、圧倒されて、気が滅入ってしまう。いや、言い訳だ。やらねば。

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2)現状を見ると、どんな気持ち、体の感覚、考え(頭の中で湧く言葉)が湧きますか?

情けない。母親失格。気が重い。やるべきことはわかってる。やらなきゃ。

3)その現状が、どうなっているといいと思いますか?

本当は全部の物を出して、もう一度いるいらないをして、残すかどうかを見なきゃいけない。それが面倒くさい。そうやって後回しにしたから、余計面倒くさくなってしまった。今、やらなきゃ。

4)そのようになっているといいと思うのは、なぜですか?

この質問に対して、今まで、「家族が暮らしにくいから」という解答しか浮かばなかったけど、何回もこの質問に対して考えてみたら、もう私の限界なんだと思った。
私がこのままじゃストレスでいられないんだとわかった。

他の家族は、何にもストレスなく、幸せに平和に、おうちが大好きで今日も生きてる。私がこの状態が嫌で嫌でたまらないんだ。

私の母親は、家をすごく綺麗にしていた。私が子供の時はそんな状態の家しか知らなかったから、時々散らかっている友達のおうちに行くと、びっくりした。今、子供達の友達は我が家を見てそんなんだろう。

「このストレスフルな環境から私が抜け出したいから」

ー考察ー

Bさん、ご相談ありがとうございます^^

この現状を見て「情けない。母親失格。」と思ってしまう感じ、痛いほどわかります。

私も子育て初期の頃、全く手が回っていない我が家の有様を見て、全く同じように思っていました。

自分に失格の烙印を押してしまう、これは本当に辛いしストレスだと思います・・・


この状態のまま、「全部の物を出して、もう一度いるいらないをして、残すかどうかを見なきゃいけない。」という指令を上乗せするのは、傷口に塩を塗り込むようなもの。

それではパフォーマンスは上がりませんし、続きませんので、一旦この現状に反応している自分自身を観察してみましょう。


苦しみの原因は、たいてい自分の「考え(捉え方)」にある

扱うのは、「母親失格。」という「考え(捉え方)」です。

扱いやすいように、こんな文にしてみます。

「私は、母親失格だ。」

こういう「考え(捉え方)」を探究する時に役に立つのが、バイロン・ケイティの「ワーク」です。

このワークは「4つの質問と置き換え」という、とてもシンプルな型で構成されています。

私もこのワークに半年ほど毎日取り組んだことで、現実に対する自分の「考え(捉え方)」って、本当に変えることができるんだ・・・!という確信を持つことができました。

それ以降、4年にわたって自分の感情が乱れて困った時には、この「ワーク」のお世話になっています。


特に対人関係においてネガティブな感情が湧いた時に使う手法ですが、自分自身を裁いてしまう時にも使うことができます。

つい自責めしがちな「片づけ」シーンにおいては、この「自分自身を裁く」時の使い方が、私にとっては、とても手応えがありました。

もしかすると1回や2回では全く意味がわからないかもしれませんが、何度かチャレンジしていると、だんだん見えてくるものがあると思います。


今回は、私自身がBさんの現状に置かれていたらと仮定して、「私は、母親失格だ。」という「考え(捉え方)」を扱ってみます。


バイロン・ケイティの「ワーク」・4つの質問

自分が、その状況で信じている考え(捉え方)
「私は、母親失格だ。」

質問1 それは、本当でしょうか?
(シンプルに、「はい」か「いいえ」で答えればOK)

ーはい
質問2 その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
(勢いで早急に答えてしまわず、一度質問を自分の内側に響かせてから「はい」か「いいえ」で)

ー・・・いいえ
(絶対かと言われると、そうではない。落第点ではなく、「可」の合格点なら取れているところはいくつかありそう。)


質問3 そう考える時、あなたはどのように反応しますか?
(思い浮かぶ言葉、感情、身体的な感覚、思わずとってしまう行動など)

ー情けない。惨め。劣等感。眉間に皺が寄る。先延ばししたくなる。逃げたくなる。自分が萎んでしまうような感じ。自信がない。自己嫌悪。不甲斐なさからの怒り、イライラ。子供の粗相に対して許容範囲が狭くなり、すぐヒステリックな言動をとってしまう。


質問4 その考えがなければ、あなたはどうなりますか?
(目を閉じて、同じ状況なのに、その考えがない自分、その考えを持つ能力がなくなった自分を想像してください。)

ー特に感情は揺れない。
部屋に子供服がたくさんある、と思う。
今、子供が着たら良さそうな服は〜と、手に取ってバサバサ探す。

・・・こんな感じです。

まずは見様見真似でいいので、一度この質問に答えてみてください^^

〜「置き換え」については、次回につづきます〜


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