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1人前になるために身体の一部を切除する儀式

みなさんFGMってご存知ですか。
FGMとはアフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習です。FGMを受けた女の子や女性は、出血が続き、感染症や合併症、不妊、死のリスクにさらされトラウマにもなります。

現在、世界30カ国の少なくとも2億人の女の子たちや女性たちがFGMを経験していて、うち半数以上が3カ国(インドネシア、エジプト、エチオピア)に集中しているそうです。
また、シエラレオネとギニアでは女性たちの約90%がこの処置を受けていると言われています。

考えるだけでも恐ろしい慣習だと思いますが、なぜ無くならないのでしょうか。それはこの儀式に参加していない場合、職や結婚の選択にも影響するという事実が関係しているそうです。

動画の中の女性は娘にFGMを行わないイエローポンドという新しい儀式に参加してもらうことを選択しましたが
「娘が18歳になって自分でなんでも決められるようになってから、どうしてもFGMを受けたいという決断をするなら、私は止めない」
と話しています。

自分がトラウマがあるから娘をFGMという伝統から守ったのに、それでも18歳になって受けたいなら止めないよというのは、それだけ受けていない人への差別が大きいのだろうと感じました。

FGMは日本にいると想像しにくい問題ですが、下記の動画は映画のようになっていて、10分の動画ですがあっという間でした。ぜひ興味のある方は見てくださったら嬉しいです。

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