見出し画像

「緑茶」のすばらしさとダイエットについて

はじめに

 こんにちは、もんてです。

日本では太古の昔からお茶が親しまれてきました。

麦茶・煎茶・ほうじ茶・玄米茶・抹茶などお茶といっても種類がたくさんあることは言うまでもありません。

そんなお茶ですが、今回は"緑茶"にフォーカスし、主に緑茶の栄養やメリット・ダイエットとの関係についてお話しします。

緑茶の栄養

 緑茶の栄養には水に溶ける「水溶性」と油に溶ける「脂溶性」のものがあります。

まずは、「飲む」ことで得られる水溶性の栄養についてです。

お茶の強みはなんといっても「カテキン」です。あらゆるお茶の中でも緑茶のカテキン含有量はトップクラスを誇ります。

緑茶に含まれる渋味成分のカテキンはポリフェノールの一種で抗酸化作用を持ち、免疫力を高める働きがあります。

くわえて、「タンニン」といわれる渋味成分には筋肉を収縮させたり、鎮痛や止血といった作用も持ち下痢の予防にもなります。

また、ビタミンCも含まれていることから風邪の予防や美肌効果にもつながります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 次に、茶葉を「食べる」ことで得られる脂溶性の栄養を見ていきましょう。

緑茶の茶葉を食べることで、飲むお茶からは摂取できない栄養素「β-カロテン」「ビタミンE」「カルシウム」「食物繊維」などが得られます。

β-カロテンはにんじんの2.4倍含まれています。このβ-カロテンは体内でビタミンAとしてはたらき、目の回復や爪・髪・お肌に効果的です。

ビタミンEにいたってはほうれんそうのなんと25倍も含まれており、抗酸化作用血行の改善生殖機能の維持といった効果があります。

緑茶を入れ終わるとそのまま茶葉を捨ててしまいがちですが、実は茶葉の方に栄養が多く含まれています。

茶葉はそのまま食べてもいいですし、ふりかけにしてご飯と一緒に食べる・乾燥させて団子やお餅といった和菓子と一緒に食べるのもよいでしょう。

画像1

緑茶に含まれるL-テアニン

 緑茶のすばらしさを語るうえで不可欠なのが"L-テアニン"の存在です。

L-テアニンはアミノ酸の一種で、緑茶のうまみと甘みをもたらす成分です。

この物質は脳にダイレクトに届き、神経伝達物質であるGABA(ギャバ)の活動を活発にさせます。

※GABA:興奮した神経を落ち着かせ、不安を和らげる物質。交感神経の活動を抑制し、メンタルの安定・ストレス緩和・睡眠の質をよくするといった働きを持つ。

 ある研究によると、L-テアニンを摂ることでリラックス時に現れるアルファ波(脳波)を増加させ、ストレスの抑制・集中力、創造性を高める効果をもたらすとのことです。

特に集中力を高めたい時にはカフェインとL-テアニンを同時に摂取するとよいことがスリランカの大学で行われた実験で明らかになっています。

緑茶がダイエットに効果的?

 最後に、緑茶とダイエットの関係についてお話しします。

先に結論から伝えると、効果はあります

緑茶に含まれる抗酸化物質のカテキンには体脂肪を燃焼してエネルギーに変える力があることが判明しています。

2015年に日本人研究者たちによって行われた研究をご紹介します。

この研究では体脂肪率31~35%の男女126人を対象にし、被験者を3つのグループに分けました。

(Ⅰ)25mgのカテキンを含む500mlの緑茶を飲む
(Ⅱ)180mgのカテキン含む500mlの緑茶を飲む
(Ⅲ)280mgのカテキン含む500mlの緑茶を飲む

500mlの緑茶はその日の脂肪量の最も多い食事時に摂取するように指導されたとのことです。

12週間の実験を行った後、結果は(Ⅱ)と(Ⅲ)のグループの内臓脂肪皮下脂肪総脂肪が対照群(プラセボ)と比べて有意に減少していることが明らかになりました。

ただし、この実験の被験者は比較的太めなので、標準体型の人にも同等の効果があるかはわかりません

また、カテキンの摂取をやめてから5週間経つと参加者のほとんどが実験前の体重に戻っているとの指摘もあり、緑茶でダイエットを成功させようと思うと何十年もずっと緑茶を飲み続ける必要があると思います。

画像2

おわりに

 最後に緑茶を摂取するうえで気をつけるべきことがあります。

まず、お茶には少なからずフッ素が含まれており、お茶のなかでも緑茶はフッ素の含有量が最も多いです。

フッ素の過剰摂取は歯や骨のダメージを与え、ボロボロになることが明らかになっています。

そのため、1日のフッ素摂取量は6mgまでに留めておいた方がよさそうです。

フロリダ大学の調査によれば、緑茶180mlに約1.2mgのフッ素が含まれているとのことなので、1日の緑茶摂取量は500ml~750mlの間が良いのではないでしょうか。

参考までに、カテキンは500mlの緑茶につき平均180~200mg含まれています。

 いろいろとお話ししましたが総合的に見れば、緑茶には脂肪燃焼効果や脳・メンタルにもかなりのメリットがある超優秀な飲み物なので、よほど緑茶が嫌いでない限り積極的に取り入れていくと良いでしょう。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?