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刑事さんのスキルを学んで採用面接を行う

『元刑事が教えるウソと心理の見抜き方』
著者はタイトルの通り、元刑事の森透匡氏です。
何年か前に、講演会に参加した時に購入した本です。
見返しのところに、サインをしてもらってあります。

人は、ウソつきです。
ウソをつかない人なんて存在しません。
例えば採用面接のとき、応募者は大体ウソをつきまくっています。
流石に経歴詐称のようなことをするのはまずいですが、「私はコミュニケーション能力に長けています」なんていうウソはつき放題です。
1時間程度の面接時間だと、面接官の方も簡単に騙されてしまいます。
結果として、採用される方もする方も、将来的に不幸な結果となるのです。

この本では、採用面接と取り調べには共通点があると書かれています。
そのように聞くと、少し怖いイメージがありますが、実際に刑事さんの取り調べの技術を使うと、ウソをつき通すことはできなくなるのです。

今、本屋大賞のノミネート作品である、呉勝浩著『爆弾』を読んでいると頃です。
まだ、3分の2程しか読みすすでいませんが、ほとんどが取り調べのシーンです。
実際の取り調べがどういうものなのか、経験はありませんが、無理やりな供述なんかを強いて、冤罪なんていうことになると、大きな問題となり、警察の信用を失墜してしまうことになります。
そんなことを考えると、刑事さんというのは、本当に大変な仕事だと思います。


刑事さんのウソを見抜くテクニックを身につけると、採用面接だけでなく、商談や組織のマネージメント、社員との評価面談などにも役に立つことがたくさんあります。
上司とのコミュニケーションも、上手くいきます。
つまり、人のウソを見抜くテクニックを身につけることで、人間関係が解決するのです。
悩みの殆どは、人間関係が起因しています。
速い段階で、相手のウソを見抜くことができないから、後から関係がおかしくなるのです。
最初から「ああ、こいつウソをついているな」と分かれば、そんな人にはそもそも近づかないので、腹も立ちません。
時間が経ってから、ウソをつかれていたことに気づくから、嫌な思いをする訳です。




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