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旅立った君へ

最近は暑くて寝苦しくない?大丈夫かな?
いつも暑そうにしてたからね。扇風機の前だと涼しそうでさ。

君が旅立ってからもう1年が経つけど、未だに寂しさは拭えない。ぽっかり穴が空いたいたみたい。

君はさつまいもが好き。暑いのも寒いのも苦手。夏は扇風機の前を陣取るし、冬はストーブの前を陣取る。お気に入りの場所は家族の股の間だし、私は君にとっては布団みたいな役割だったよね。(抱っこするとすぐ腕の中で寝てたからね)

でも、そんな君が愛おしかった。辛くて悲しい時も、嬉しくてはしゃいでた日も、寂しい時も、そばに居てくれたね。どれだけ助けられてたか、君は知ってる?
知らぬ間に家族にとってかけがえのない存在になってたよ。

てんかん持ちになってからはお散歩もあんまり行けなくなった。お家で寝てる方が多くなったね。
でもね、寝顔も、お尻も、何もかもが癒しだったんだ。君がいてくれたお陰で、心が安定してた。家族みんなの拠り所になってたかもしれない。

目が見えなくても、寄り添ってくれた。言葉が通じなくても、気持ちは分かってくれた。本当に、家に来てくれたこと、感謝してる。ありがとね。

忘れることは出来ない。というか、忘れたくないんだろうな。君も覚えてくれてたらいいな。そして、元気ならいいな。調子はどうだい?ゆっくり出来てる?
こっちで頑張ってくれてた分、ゆっくりするんだよ。

またどこかで会えたらさ、そんときはもう1回抱っこさせてよ。君専用のお布団になるからさ。
君が今、幸せでありますように。じゃあね、またね。


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