エンタメコンテンツ偏愛シャッフル:「村上海賊の娘」

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

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そんな欲求を満たすために紹介していきます。

「小説:村上海賊の娘/和田竜」


史実にある木津川合戦を舞台にした物語です。

圧倒的な支配者がまだいない戦国の世、武家も海賊も、"誰につくか"というのは家の存続をかけた大きな決断だった。


その中で知恵を絞り、策をめぐらし、うまく立ち回り生き残ってきたものたち。
ところが、そんな"家を守る"の信条を時にはかなぐり捨てて戦に挑む。


そして、主人公の景(きょう)も、自分の正義のために、戦う決心をする。
とにかく痛快すぎる。

泉州侍の気風の良さがほんとに憧れ。どんな場面でも俳味を忘れず、「面白(おもしゃ)ない奴」が一番の悪口になるという。


誰も死なないで!とずっと祈りながら読んでました。

余談ですが、これを読んでいる時入院していて、明日手術、という日だったのに読むのをやめられなかったというエピソードがあります。


手術の怖さをも凌駕する、物語の力って、すごい。



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