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【短編エッセイ】私のバレンタインは茶色い

バレンタインは、会社で某ラスクを配るというのが毎年のルーティン。
ラスクはおいしい。茶色い。
(なぜあのラスクかというと、原○さん家は私の出身地である群馬県高崎市の老舗パン屋さんだから)

今日は、バラエティーの収録が4本撮りであり、そこで主に配る。
また、小さなチョコをいただく。チョコと台本、茶色い。

帰宅。

今日の芸人さんたちの素晴らしさや面白さを省み、銀魂を見ながら、晩酌。


酔っ払い、行儀が悪い。


茶色いソファーに、茶色いパジャマで、コンビニ産の茶色い食べ物を酒で流しこむ。
このほか、レンジでチンするチヂミも食す。茶色い。

ハートの燃えたぎるような、真っ赤なバレンタインを過ごしたいものだ。

しかし、茶色いものは、飾らず、うまく、私を解放してくれる。

最高だ。

茶色いバレンタイン。

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