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残骸と言う名の希望

宇宙空間にあるガスや塵の中でも密度の濃い部分が集まって原始星が生まれる。

それは、重力によって周りを取り込みながら大きく成長し核融合反応を起こす。

この反応により生まれたエネルギーは光を出し始める。

原始星だったこの星はやがて安定してエネルギーを生み出せるようになり、主系列星となる。

核融合反応のもとになるのは水素である。

この水素を少しずつ使いながら、星は何十億年もの間燃え続ける。

星の中の水素は命の炎とともに減少していく。

やがて老星となったそれは表面がふくらみはじめ次第に冷たくなってゆく。

軽い星はガスを宇宙空間に吹き出し白色矮星となる。

重い星は自らの重さに耐えきれなくなり超新星爆発を起こす。

ブラックホールはより重い星の爆発によって生まれる。

軽い星の爆発によって散らばった星の屑は一面に広がって光り輝く。

超新星の残骸だ。

この残骸の中から、また新しい星の物語が始まる。




2017.1.24 のひとりごと。
「残骸と言う名の希望」
おかざきめぐみ

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