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天使ママになった親友の話

こんにちは。タイトルの通り、先日ショッキングなことがありました。

私の親友は、旦那さんの転勤で現在地方に住んでおり、しばらく疎遠になっていました。私が本帰国してからの一年間、私か彼女かどちらかの地で会いたいなー、と勝手に思っていました。LINEでは学生時代からのノリで、非常にくだらない話ばかりしていたのですが、この一年ほど相手からの連絡が全然来なくなりました。それでも彼女は筆まめなほうではないので、そういうものだと思っていました。

今年の年賀状も結局出さずじまいだったので、年始のご挨拶はしようと思い、LINEを送ってみました。いつものノリで冗談を混ぜつつ一方的にメッセージを送ったのですが、彼女は律儀に寒中見舞いを出したいといってきました。私は現在の住所を知らせました。

それから数日後、彼女からの寒中見舞いは届きました。そこには昨年の春に第一子が誕生したこと、それから2日後に旅立ってしまったことが書かれていました。子供はお腹の中にいるときから疾患があり、それでも産声を聞かせてくれたとありました。(驚かせてしまってごめんなさいと詫びがあり、いつものように冗談で締めくくっていました。)

私はポストの前で呆然と立ちすくんでしまいました。今までLINEを送っていたのに、そんなこと彼女は一度も言っていなかったのです。文面を何度も何度も読み返しました。そしてようやく彼女に起こったことが飲み込めたのです。

何か返事をしないと、今までふざけた内容のメッセージを送っていたことを謝らなければと思いました。でも、謝るのも何かおかしくないか?

こういうときの語彙力め!Googleでもどうしたらいいのか検索したり、旦那さんに相談してみたりもしましたが、あまり力になりません。やはり自分の頭で考えて返信しようと思いました。そこで、葉書が届いた旨、知らされた事実がショックだということを伝え、帰郷の際にはお茶でも飲みましょうと書いて締めくくりました。

それから一周間が経過しましたが返事がありません。そこで私は二度目の後悔をしました。私は彼女に少しでも寄り添った文章を書いてあげられなかったのか、ここは「産声が聞けて良かったね。」と伝えてあげればよかったのではないかと思います。後悔先に立たずです。

また、今彼女に本当に寄り添ってあげられるのでは私ではない他の誰かなのでは、と思いました。身体も復帰するのに一年はかかるだろうけれど、心に負った傷は旦那さんや経験者でないとわからないことではないかと思います。現に、彼女は一年経ってようやく文書で通知してきたのです。子供を授かった私のような友人とは話したくないのではないかと思いました。

そんなこんなで私は親友と絶縁状態になってしまいました。今後も私からは定期的に連絡を取ろうと思いますが、相手が反応してくれるかわかりません。我が子を亡くした悲しみは時が経てば薄らぐものではないということは理解しているつもりです。今でなくてもいいから5年、10年後には会いたいなあ。その頃までにコロナが収まっていますように。彼女の心の中に早く安らぎが戻ってきますように。そう思うばかりです。

こうして私の大切な友人が離れていってしまいました。こういった出来事はある日突然起こるものです。これがMid age crisisなのかなと思います。訳すと「中年危機」で、なんかダサいですね…。