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要介護認定

昨日、終活をもっと身近に、もっと楽しく/終活ガイド なるさんの記事を
拝読しました。

タイトルの【「要介護認定」について】で、思わず実家の父と重ねて読まさせてもらいました。

昨年の12月にも「介護問題」という記事で書かさせていただいています。

父は今年84歳なのですが、足が不自由で手押し車などがないと、自力では歩くことができません。そして4年前から人工透析を週3回受けています。

昨年の秋に「要介護認定」を受けたと私には話していて、係の人が面談に家に来て、いろいろとお話が出来たみたいなのです。

父は「要介護2」だと言ってましたが、なるさんが教えていただいたサイトを見ると、「要支援2」だと思いました。

父は、いまのところ自分の身の回りのことは、母に頼らなくてもできているのです。

なぜ、父がこのような認定を受けることになったかと言いますと、人工透析を受けに行く乗り合いの車の中で、ある女性と話すようになって、自分の経験談から父にいろいろなことを教えてくれると言っています。

父が乗る乗り合いの車は、6人くらいの同じ人工透析患者さんと病院へ向かいます。

父が言うには、その女性は私と同年代くらい、父と一緒に人工透析を受けられているのですが、糖尿病などで歩けなくなり車椅子だそうです。離婚されてお子さんと2人ぐらし、お母さんと同居されていたのですが、お母さんの痴呆症が進み最近、老人介護施設に入居し始めたとのことでした。

その女性のお陰で、「要支援申請」が受けられるようになり、今、お風呂場にも父がより1人で入浴しやすいように手すりなどをつけてもらえるそうです。

昨年、父は「白内障」の手術をしました。実家は群馬県にあるのですが、父がお世話になる大きな病院は栃木県にあるのです。白内障の手術をして、1泊入院しています。医療費控除が受けられると教えていただき、後日申請、返金していただいてます。

タクシー利用などでも、普通の人よりは安く利用もできるようです。

そういうことも、「要支援申請」を行って、知れてよかったと両親は言っています。

今は「手押し車」がないと歩けない父ですが、父はまだ「自力で歩く」ことを諦めていません。

今年から、週1回、自宅にトレーナーの方に来てもらい、歩けるようになりたいと言ってました。トレーニングを重ねたら「歩けるようになる」と支援の方にも言われて、とても張り切っているんです。

こういうトレーニングも、格安のお値段で受けられるようでありがたいことだと思います。

母は父と、私達家族、そして弟と実家の近場の宿泊施設に皆で行きたいと話しています。

私も、その夢が叶えられるといいなと思っています。

私には2歳違いの弟がいますが、私なんかに比べてとても良くできた人です。

12年前に、両親の結婚40周年のお祝い、私は妊娠中、そしてアメリカにいて参加できなかったのですが、弟が両親を両親の新婚旅行の地の「熱海」に連れて行ってあげています。

その時から、父は足が少し不自由でしたので、1日観光してくれるタクシーを頼んで名所を巡ってくれたみたいなのです。

両親は、老後はいろいろなところに旅行したいと楽しみにしていたのですが、親の介護そして、父が体を悪くしてしまい、弟と行った、熱海旅行が最後の旅行となっています。

今回、お正月に私は1月3日から帰省したのですが、弟の提案で、私達家族と弟が一緒の帰省では、母の負担が相当なものになるので、時期をずらしての帰省としました。

実家に帰省して、驚いたのが家がとても片付いていたのです、弟が12月30日から実家に帰省して、家の不用品の整理や掃除をしてくれていました。

一番の目的は、父が手押し車でも家の中が移動しやすいように、そして、トレーニングする部屋の整理整頓でした。

庭の木の伐採などもしてくれて、弟の仕事はそういうのとは無縁の仕事、どこでその技術を得たのかな?と思ったら、弟がずっと続けていた習い事の「根付け」、木の種類を学び、伐採方法も学んだと言ってました。

どこで、何が役立つかはわからないねと、母と話していました。

我が家の弟は独身です。両親も子供の頃から、長男である弟に老後は面倒を見てもらいたいと言ってました。

お正月に父から話が少しあり、遺言状なども父はすでに書いていると、私に説明がありました。

今ある、実家の全財産は父がなくなった後は、全て母へ、そして母が亡くなったら兄弟2人で分けて欲しいということでした。

私は、海外などに行ってたこともあり、親も元気でしたが、その間も弟が帰省などしたりして、親の面倒は見てくれていました。

今も弟は567がおさまってからは、連休があると、電車で実家へ戻って、日頃母ができないことを手伝っています。

なので、私は弟に全部お金はとも思っています。

現在、両親は、自分たちが痴呆症になった時の事も考えて、銀行口座は一括にしてあると言ってました。株なども所有してたらしいですが処分して、まとめて一つの口座にしたようです。

その辺は全て弟が管理していると言っていました。

弟は2月の連休も実家に帰り、家の不用品の整理などをすると言ってました。

お正月に帰った時も、両親はまだ自分たちのことはできるから心配するなと言われました。父が大変だろうと思って、私が手を差し伸べようと何度もしたのですが、そういうことも今のところ嫌がられています。

そして、お年玉を私のほうがもらってきてしまいました。

これは、弟にも渡したので受け取るようにと言われました。夫には内緒のお金です。

お金は邪魔にならないので、もしもの時に使うように、私がもっておけと言われています。

要らないと、何回も返しましたが、

「こういうことをしてあげられるのも今だけ、いずれそういう事ができなくなることは必ず来る」

と言ってました。

それは、両親が、祖父母の介護をしている姿を見てもそう思います。

私の両祖父母共に長生きでした、90歳近くまでは生きていましたが、最後の1年は病院で生涯を終えています。

頂いたお金は、私は両親のその時のためにとっておこうと思います。

この先、どんな未来が待っているかはわからないのですが、今年は私も実家へ、そして1人で行っていろいろと母の手伝いをしたいと思います。

夫がいると両親は気を使うんです。夫はずっと、TVの前のソファに座っているだけで会話もしません。

弟とも長らく2人で会うことはなかったのですが、そういう時間もこちらから持ちかけて作ろうと思います。

近い将来、介護は必ずやってきます、そういう時のために、いまから私自身も勉強して置こうと思います。

本当にありがたい話しなのですが、今両親が一番お世話になっているのは、母の妹夫婦です。

そして、近所に私の祖父が生前良くしてあげた人が暮らしていて、母だけを買い物に連れ出して行ったりしてくれているのです。

祖父にしてもらったことのお返しだと言っているようです。

私も、そういう生き方も見習いたいと思っています。









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